スパイスたっぷりのカレーで健康に?Spice Box(スパイスボックス)【神田】≪後編≫

更新日:2019/02/01 公開日:2017/07/07

本場南インドのケララ州の味が楽しめるカレー屋さん「Spice Box(スパイスボックス)」。

オーナーの斗内さんへのインタビューも、今回が最終回です。

後編は、スパイスボックスの名前の由来や、斗内さんのお店に対する想いについて、紹介していきます!

≪前編≫インドで修行したオーナーが作る、野菜ベースの本格南インドカレー!Spice Box(スパイスボックス)

≪中編≫インドの飲食店は「ベジ」がベース!Spice Box(スパイスボックス)

スパイスボックスの場所や詳細な情報はこちらから。

「スパイスボックス」名前の由来は?


お店の名前、「スパイスボックス」には、どんな意味があるのでしょうか?

「調味料を入れる箱のことを、『スパイスボックス』と言います。そこから、色んなスパイスを使ったカレー、という意味を込めて。あとは、スパイスに限らず、色んな食材も使っていきたい、という想いや、このお店という「箱」に様々な人が集まってきてほしい、という願いも込めています。」

日本のビジネスマンから、ビーガン、ベジタリアン、外国人まで。その名の通り様々な人が訪れるスパイスボックス。

斗内さんとしては、略して「スパボ」と覚えてほしいそう。皆さん、本日からは是非、「スパボ」で!

働く人の活力になるカレー屋さんを!


インドでの修行を終え、日本に帰国した斗内さん。なんと、そこからたった4ヶ月で、スパイスボックスをオープンします。

「自分ももともとサラリーマンだったので、働く人の活力になるようなお店をやりたい、と思っていました。ビジネス街を中心に物件を探し、最終的にここに落ち着きました。」

オープン当初はインド料理やカレーが好きな人で埋め尽くされていた店内。その後、カレー好きの人達の口コミや、カレー好きな著名人のメディアでの紹介などがあり、スパイスボックスはだんだんと幅広い層に知れ渡っていきました。

今では、カレー好きだけではなく様々な人達が、仕事の合間をぬってスパイスボックスを訪れるようになりました。

スパイスボックスのカレーで英気を養い、午後の仕事に戻る人達。一日仕事を頑張って、スパイスボックスで会社の仲間とお酒を飲んで行く人達。

斗内さんが描いていたスパイスボックスのコンセプト通り、お店はみんなの活力になっています。

スパイスボックスのカレーのおかげ?疲れ知らずの元気なオーナー。


今回取材をしていて感じたのが、毎日忙しいはずの斗内さんから出てくる、元気いっぱいのオーラ。何か健康に気をつけていることはあるのでしょうか?

「お昼も夜も、お店のカレーを食べています(笑)。毎日食べても飽きません。毎日食べたくてカレーを食べています。」

斗内さん、もともとはそこまで「カレー大好き」な人ではなかったそう。カレーは、人並み程度食べる感じでした。それが今では、毎日カレーでも全く飽きない、むしろ食べたくて食べていると言うので、驚きました。

「実は、インドに修行に行っている時に、しっかり食事をしながら7キロも痩せたんです。毎日カレーを食べていて、体調が良いという。今も毎日カレーを食べていますが、体調は良いですね!」

スパイスは、植物からできているものなので、広く言えば、野菜の仲間。また、国によっては薬として使われることもあり、健康効果が期待できるものです。

「医食同源」という言葉があるように、本来、人の身体は食事で健康を保ち、不調を治していけるものとも言われています。斗内さんの元気の秘訣は、もしかしたら、スパイスたっぷりのカレーなのかもしれません!


また、毎日お店のカレーを食べているメリットは、こんなところにも。

「自分で毎日カレーを食べていると、その都度改良ができるんです。何せ、自分が一番のスパイスボックスのカレーのファンですから(笑)毎日『今日はこの味つけの方が良いかな?』など、その日のベストの味を出せるように心がけています。常連さんから『今日のカレー美味しかった!」と言っていただくと、とても嬉しいですね。」

斗内さんは、お肌もつるつる、お話をしていてもとても元気で明るい方。その元気さを見ていると、「ここのカレーを食べると、元気になるのかも…」と取材をしながら考えてしまいました。

ちなみに、斗内さんは、インドで教えてもらった「ヨガ」も日課。寝る前に15分程度やることで、翌日の身体が全く違うんだそう。

「でも、インドの普通の人は、ほとんどヨガをやっていません(笑)。向こうではヨガは古典的なもの。恐らく、今は日本人の方がヨガをやっている一般の人は多いのでは?」

どうやら、ヨガは日本でいうと合気道のようなものなのかもしれません。みんな知っているけれど、みんながやっているわけではないんですね。

「ベジ」「ノンベジ」どちらも楽しめるレシピ本が発売!


神田に行けば楽しめるスパイスボックスのカレーですが、何と、これからは自宅でその味を楽しむことができるかも?

「今年の夏、レシピ本が発売されることになりました!」

斗内さんのカレーレシピを、自宅で自分で作ることができる、何とも嬉しいレシピ本。リクナビ出版より、7月18日に発売予定です。

インドの飲食店のように、「ベジ」と「ノンベジ」に分かれた、今までになかった構成のレシピ本。お肉好きな方も、ベジタリアンの方も、どちらも楽しめる内容です。

興味がある方は、下記をチェック!
Amazon「Spice Boxのカレーレシピ」ページ

「最初の想い」を忘れずに。これからもずっとカレー屋さんを。


最後に、斗内さんにスパイスボックスの今後の展望をお伺いしました。

「とりあえず、自分が生きているうちは続けられるお店にしていきたいと思っています。『働く人に活力を与えられるお店』という、最初からの想いは変えず、ぶれずにやっていきたいですね。」

では、今後新たに来て欲しいお客様はどんな方ですか?と聞いたところ、こんな答えが。

「インドの大統領に来ていただきたいです(笑)!」

なるほど。インドの大統領お墨付きのインドカレー、確かに最強ですね。

お店をオープンしてからずっと、斗内さんの心には南インドへの想いも変わらず強く残っています。

「もし、2号店をオープンできるとしたら、湘南、鎌倉あたりが良いな、と思っています。理由は、日本の中でも風土が南インドと近いから。食べ物と風土の合致は大切なことだと思います。いつかそこで、南インドにより近い環境で、スパイスボックスのカレーを楽しんでいただけたら。」

「働いている人の活力になるお店」というコンセプト。そして、南インドへのリスペクトの心も忘れず、スパイスボックスはこれからもシンプルで美味しいカレーを作り続けます!

≪前編≫インドで修行したオーナーが作る、野菜ベースの本格南インドカレー!Spice Box(スパイスボックス)

≪中編≫インドの飲食店は「ベジ」がベース!Spice Box(スパイスボックス)

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

スパイスボックスの場所や詳細な情報はこちらから。

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。