日本の素晴らしい食文化を伝えるスーパーマーケット「信濃屋食品」

都内近郊に4店舗のスーパーマーケットを展開している「信濃屋食品」。

酒販店も13店舗あり、輸入食品、菓子、青果など、他のお店ではあまり見かけない珍しい商品を多く取り扱っています。

ヴィーガン対応商品も豊富なので、Vegewel読者の皆さんにぜひおすすめしたいお店。「信濃屋食品」の魅力と、今年7月にオープンした六本木ヒルズ店の様子をご紹介します!

信濃屋食品が扱うこだわりの食品

「信濃屋食品」が目指すのは、食文化で地域に貢献すること。以下の5つをモットーに、スーパーマーケット事業を行っています。

1.安全で安心して食べ続けられること
素材本来の味を大切にし、余計な添加物を使っていない商品

2.ごまかしがないこと
原材料から製造方法、生産者の考えを理解し、虚偽のない商品を提供すること

3.食べて飲んで美味しいこと
自分たちが味を確認し、自信を持って薦められる商品であること

4.品質に応じた妥当な価格設定
商品の原材料と製造工程をふまえた、適正価格である商品販売の実施

5.目新しさ、おもしろさ、期待への追求
商品、売り場の変化と期待される企画、イベント実施。新しい食の世界を創造し、豊かな食文化をご提供できるよう商品、売り場、イベント、企画など、驚きと感動のある新鮮な店作りを目指しています

これらの5つをモットーに商品を厳選しているから、どの商品にも共通するのは「安心・安全・美味」ということ。

さらに「信濃屋食品」は、伝統的に作られた調味料を大切にしています。

日本が誇る希少な木桶文化

日本食に欠かせない醤油、味噌、酢、味醂、酒。これらの調味料は、江戸時代までは「木桶」で作られていたことをご存知でしょうか。

木桶には発酵に欠かせない微生物が住み着き、蔵ごとに特有の生態系をつくり、その蔵元にしか出せない味を生み出すそうです。

木桶で作る場合、調味料ができあがるまでには、最低でも1年、長いものだと3年の時間を要します。

時間はかかりますが、木桶仕込みだからこそ味わうことができる旨味、深みを感じる調味料ができます。

しかし、現在では費用対効果が合わないという理由で減少の一途をたどり、もっとも多く木桶が残る醤油業界でも、木桶での製造は1%以下まで落ち込んでいます。

大桶を製造する桶屋も1社のみとなり、今はまさに木桶文化がなくなるギリギリのタイミング。

そこで木桶文化を継承するため、「木桶職人復活プロジェクト」が誕生し、木桶に関わる食品メーカーや、流通業者、大工や料理人が集まり、毎年1月に小豆島で新桶づくりをしています。


六本木ヒルズ店のエスカレーターの頭上には、実際にプロジェクトで製作された木桶が展示されています。

迫力と伝統を感じることができる本物の木桶。六本木ヒルズ店に行った際は、ぜひ見てみてくださいね!

木桶の素晴らしさを伝える数々の商品

「信濃屋食品」の店舗では、木桶で作った調味料を豊富に取り扱っています。


中でもお醤油の種類が多く、小さいサイズの瓶が多いのも嬉しいポイント。いろいろ試して好みの味を見つけることができます。

木桶仕込みのお醤油で作った、PB商品もあります。


お醤油と甜菜糖で味付けした甘じょっぱいミックスナッツは、ついつい手が伸びてしまう味です。


お醤油のみで味付けした玄米餅を、米油で揚げたシンプルな揚げ餅も人気商品だそう。


あおさが香るお醤油ベースのおかきは、黒糖のやさしい甘みを感じてほっとする味わい。

どれもシンプルな材料で作った、素材の味を活かしたスナックです。


木桶を作る際に残った木材などを利用して作ったイヤリング、ペン立て、カードケースなども販売しています。

ヘルシーなおやつの調達や普段のお買い物にも便利

スイーツ、スナック、普段の食事に欠かせない食材など、こだわりの商品がたくさんあったので、六本木ヒルズ店で販売されているものを一部ご紹介します。


大人気の「UPBEET!Tokyo」のスイーツは、ドーナツ、ブラウニー、クッキーを販売していました。

しっかりした甘さで、満足度の高いスイーツ。発酵調味料が使用されています。


プラントベース食品ブランド「BIOKURA」の商品や、その他ヴィーガン対応のクッキーやチョコレートも豊富です。


スナックもいくつかあり、ヴィーガン認証マークがついたこちらの「大豆チップス」は素朴な味で、歯ごたえがよく、くせになる味。


アイスクリームコーナーにもヴィーガン商品がありました。

滋賀県産の農薬不使用の大豆を豆乳から絞るところから作っている「moon」のアイスクリームは、木桶仕込みのお醤油を使ったフレーバーが特におすすめです。

さっぱりしていますが、深みのあるお醤油のコクと、ほんのり塩気を感じます。


砂糖を使わず発酵の力だけで作り出したお米の甘みと、旨味のある甘い塩で作った「ここく」のアイス。砂糖不使用でも物足りなさはなく、やさしい味です。


「大泉工場」の発酵飲料「コンブチャ」も販売しています。


農薬や化学肥料不使用、もしくは最低限に抑えて栽培された青果も揃っていて、新鮮な野菜や果物も買うことができます。


オリーブオイルやその他調味料、ハーブ、乾物類もたくさんの種類を販売しているので、お料理好きな人は見ているだけでも楽しいはず。

週末の六本木ヒルズ店では、さまざまな試食イベントを開催していて、生産者さんと直接話せる機会もあります。

ぜひお近くの店舗に足を運んでみてくださいね。今まで知らなかった素敵な商品に出会えるかもしれません。

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

店舗情報

「信濃屋食品」
HP:https://shinanoya.co.jp/
※店舗によって営業時間、取り扱い商品が異なります。詳しくはHPをご覧ください。

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WatanabeSayuri

WatanabeSayuri

身体を壊したことをきっかけに、通院生活を送りながら様々な食事方法を学ぶ。その中でRawフードと出会い、現在はRawスイーツ教室やイベンドを主宰、企業向けにレシピ開発を行う。また豆腐の普及活動に携わり、日本の伝統食である豆腐の素晴らしさを伝えている。