ヘルシーな知識

風邪に負けない身体づくり・・・脾臓を養い免疫を上げて季節の変わり目を元気に~しあわせこよみごはん ~

いよいよ冬に突入、秋から冬への移行の時期となり、朝晩ぐっと冷えてきましたね。

寒暖差の激しいこの時期、そして特に土用の期間は、体温や自律神経のコントロールに一層気を付けなくてはなりません。

半袖でも平然と歩いている人もいれば、既ににダウンジャケットを着ている人もいることを不思議に思ったりしませんか?

体質や体調などで温度の感じ方は人それぞれ、日頃食べているものでも大きく変わります。

身体を冷やす白砂糖たっぷりのスイーツや清涼飲料水、南国のフルーツや夏野菜、アイスコーヒーやアルコールなどを多く摂っていると、冷えを感じやすく、また反対にお肉類や塩気の強いものを沢山摂っていると、熱が籠って体感温度は高く感じるようになります。

また、ウィルスや細菌などに同じようにさらされていても、風邪を引いたり感染症にかかる人とそうでない人がいるのも、それぞれの免疫力によるものです。

体温が1℃上がると免疫力は5~6倍UPすると言われていますので、身体を冷やさないことが大切です。

「免疫」が高ければ、風邪にもかかりづらくなります。その免疫を司る、大きな役割を果たす臓器が「脾臓(ひぞう)」。

普段はあまり意識されない臓器ですが、ウイルスを退治する白血球やリンパ球の生産、赤血球の貯蔵をする大切な臓器です。

脾臓を知り、免疫を高めよう。


病原菌・細菌・ウィルス・微生物・ホコリなどから私たちの身体を守ってくれている脾臓。

脾臓は血液をろ過し、身体にダメージを与える異物を破壊しブロック、抗体の免疫グロブリンを産生しています。

脾臓には全身のリンパ球の1/4が集まっており、他の臓器の疲れや炎症を補う役割を果たしています。

なので、風邪を予防するには、うがいや手洗い・マスク以上に脾臓を元気にすることが一番。

脾臓を疲れさせないためには、汚染されたものを体内に入れないことが大切です。農薬や添加物・防腐剤・放射性物質等を取り込まない、また細菌類や虫などの多い生魚や生肉は控えることをおすすめします。

よく噛んで食べることで、唾液による殺菌抗菌作用や、免疫物質・組織を強化する力を借りることができます。

また、断食や少食にすることで、胃腸は休まり、細胞が活性化し免疫力は高まります。

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土用の時期:胃の不調、逆流性食道炎について〜しあわせこよみごはん〜

人類は長い歴史の中、ほとんどが飢餓の時代を生きてきました。食べるものがない=飢えの中で生き延びるために、長寿遺伝子と言われるサーチュイン遺伝子が働くようになっています。

しかし、現代では殆どの病気や不調は「食べ過ぎ」が原因していると言われます。食べたいものを食べたいだけいつでも食べられる環境の下、セルフコントロールをどうしていくかが課題です。

昨今ではタモリさん、福山雅治さん、星野リゾートの星野佳路社長など、一日一食で自己管理をするタレントや著名人のことも話題にされています。

つまり、食べ過ぎは免疫の大敵。胃腸を疲れさせ、血液が酸化すると風邪を引きやすくなるため、免疫強化には無理して食べないこと、よく噛んで少食を心掛けることが大切です。

また、専門家の指導の下、半断食を行うことも効果的です。

冷えないからだづくり


IH調理器や電子レンジなどの電磁調理は、身体を冷やすと言われます。

理想の調理法は炭火などの遠赤外線による調理ですが、現代では難しいため、ガスの火でコトコトと時間をかけて煮る料理、ポタージュスープやおじや・リゾット、ほうとうや煮物、シチューやポトフのような根菜をやわらかく煮込んだものが内臓にもやさしく、気温差で弱りがちな胃腸を労わるメニューになります。

からだを温め、整腸効果のある葛を使ってとろみ付けをする料理もおすすめです。

秋の土用は、お米の収穫時期。水分をたっぷり含んだ新米がとても美味しい季節です。芋・栗・きのこの美味しい季節でもあるので、甘さと旨味がたっぷりの新米にこれらを入れて炊き込みご飯にするのもおすすめです。

また、「馬肥ゆる秋」というように、寒くなっていく身体は自然と蓄える態勢になっていくため、代謝は落ちていきます。

パソコンや携帯電話などによる電磁波も、身体の血行を妨げ冷えを生みやすくなります。

ヨガ的な視点でも、筋肉の凝りとこわばり・疲れ・冷えが風邪を引きやすくするため、デスクワークの多い方は特に、階段を使う・歩く・席を立った時に肩甲骨まわしやスクワット、ストレッチなどをする、深呼吸をするなどを心掛けて血行促進していきましょう。

穀物の自然の甘味を


白砂糖のような単糖類など極陰性の食べ物は、脾臓に最もダメージを与えます。

血中に入った白砂糖の単糖は血液を酸化しやすく、その代謝にはビタミンやミネラルを大量に消費し、急上昇した血糖値を下げるためのインシュリン分泌に、膵臓や脾臓は疲弊します。

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膵臓と血糖値/膵臓をいたわる甘い野菜のスープ~しあわせこよみごはん~

単糖類に反して、穀物や野菜、豆など、やさしく穏やかな自然の甘味の多糖類だと、血糖値の上昇は穏やかになります。

スイーツやジュースなどはもちろんですが、市販のお惣菜、加工食品類にも大量の砂糖が入っていることが多いため、まずは自炊で甘味を控えた調理を心掛けたいものです。

子供の頃、理科の授業で砂糖水には電気は通らなかったけれど、塩水では通電したという実験をしたことを覚えていらっしゃいますか?
人間の身体の気(電気)を巡らせるためにも、流れを阻害する甘いものは控えましょう。

ついだらだらしてしまう、、、脾臓が疲れているかな?

  • ネガティブでくよくよしがち
  • 優柔不断・決断力がない
  • 忍耐力がなく踏ん張りがきかない
  • 楽なことが好きで厳しさや大変なことからが逃げてしまう
  • 怠け癖がある
  • いつもだるい

これらに思い当たる人は脾臓がお疲れかもしれません。

陰性食材の摂りすぎで疲れた脾臓のお手当ドリンクは、陽性な根菜類(人参・ごぼう・切り干し大根・れんこんなど)を細かく刻んで水で煮出し、濾したスープがおすすめです。

また、細かく刻んだキャベツをじっくり甘味が出るまで煮だしたキャベツのお茶も、脾系やリンパのお手当になります。

脾系の経絡は、足の親指の外側から内くるぶしを通りわきの下まで走っています。

足の親指をよく揉む、三陰交(足の内くるぶしの上から3~4cm上がったところ)のツボを押すなども効果的です。

抵抗力をつけるおすすめメニュー「里芋のもちあわ煮」


ねっとりとした里芋のおいしい季節となりました。

里芋は低カロリー。含まれる粘り成分には粘膜を潤し胃腸の働きを助ける効果、筋肉に弾力を持たせこわばりを和らげ循環を助ける作用があると言われます。

日本最古の穀物のひとつである「あわ」。クリームイエローでほんのり甘味のあるあわは、炊くともっちりとした粘りが出てチーズのようになります。あわぜんざいなどで食べたことのある方も多いと思います。

鉄分は雑穀の中でもNo.1の含有量、他にも食物繊維やビタミンB群・Eなどが豊富で抵抗力をつけるのにも相応しい雑穀です。

里芋ともちあわを白味噌で、土鍋を使ってじんわりと煮ると、やさしい甘さととろみが出て、消化がよく胃腸や脾臓を労わるほっこりした一品になります。

【材料(2~3人分)】

  • 里芋 5~6個
  • 水  250㏄
  • 昆布 10cm
  • もちあわ 小さじ2
  • 白味噌 大さじ2
  • 醤油 少々

【作り方】
① 水に昆布を漬けておく。

② もちあわは目の細かいざるや茶こしで洗って浸水しておく(水は分量外)。

③ 里芋は洗って皮をむき、塩で表面のぬめりを洗う。大きいものは半分に切る。

④ 土鍋(または厚手の鍋)に①の昆布、②の水を切ったもちあわ、③と水を入れ、白味噌を乗せて強火にかける。

⑤ 沸騰したら火を弱火にし蓋をして15分ほど煮て、火を止めて蒸らす。

⑥ 蓋を開け醤油数滴を入れてかるく混ぜ合わせる。

<アレンジ料理>里芋のもちあわ煮のグラタン


里芋のもちあわ煮に、炒めた玉ねぎと豆乳を合わせてオーブンで焼くだけ。クリーミーでチーズを使っているかのような美味しいグラタンになります。

大人からお子様まで喜ぶメニューです。

【材料】

  • 里芋のもちあわ煮 1カップ程度
  • 無調整豆乳(またはライスミルク) 適宜
  • 玉ねぎ 1/4個(回し切り)
  • なたね油 小さじ1
  • 塩・胡椒 適宜
  • パン粉 少々
  • ドライパセリ 少々

【作り方】
① あたためたフライパンになたね油を入れ玉ねぎをしんなりするまで炒め、塩・胡椒を軽く振る。

② 里芋のもちあわ煮に無調整豆乳(またはライスミルク)を合わせ、①を加えグラタン皿に入れて、パン粉とドライパセリをふりかけ、オーブンで軽く焦げ目がつく程度焼く。

日毎寒さが深まっていくこれからの季節、空気も乾いてウィルスたちも活発になってきます。

未病ケアは食卓から。毎日の食事が最高のサプリメントに、、、旬の食材の力を借りて健やかで活力に満ちた毎日をお過ごしくださいね。

【身体の声を聞きながら旬の食材を使ってお料理を。大好評のベジレシピ一覧はこちら】
https://style.vegewel.com/ja/category/recipe/

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Miyumi Chiba

Miyumi Chiba

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KIJ公認マクロビオティックアドバイザー
フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
沖ヨガ系ファミリーヨガインストラクターコース修了
豆腐&ビューティライフアドバイザー

マクロビオティックやヨガ、自然療法を学ぶ中、食べ方を変えれば心身や人生も変わることを実感する。

気候風土に寄り添った日本の穀菜食中心の食文化を現代にマッチした形で野菜や穀物を日常にもっと楽しく取り入れることを伝えるべく、ベジフード×ヘルスデザイナーとしてオリジナリティ溢れる楽しいベジフードの提案・提供や、心身健康でみんなが笑顔になるよう様々な発信や企画、食育活動をしている。

また、自身の長年の外資系企業での経験から、国際都市として普及を急務とする健康・環境・インバウンドのための選択肢としてのベジタリアン・フードに着目し、2013年にどこのレストランでもベジタリアン対応をと掲げ「Tokyo Smile Veggies」を立ち上げる。

2016年より「Vegewel」プロデューサーとしても活動中。

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