ヘルシーな知識

眉間にシワ、そのイライラ、肝臓がお疲れかも?! 「春は麦と酸味で肝臓デトックス」~しあわせこよみごはん

【春は外に出かけよう】


新年度もスタートし、フレッシュな春真っ盛りとなりました。

発芽・芽吹きの季節の春、動物や虫たちが冬眠から目覚めるように、人間も軽やかに外に出たくなるため、どこに行っても人が多いな~と感じている人も多いと思います。

同様に、春は生き物である菌や微生物も活動が活発になる「発酵の季節」です。

新しいはじまりや朝のスタートを快活にスムーズに運ぶためにも、肝臓が元氣であることが大切です。

春はデトックスの季節のため、持病やじんましんなどの皮膚症状も出やすいときですが、出る・出すという「排泄」は、身体にとってはとても良いこと。

うまく代謝を助け、中和をさせる食べ方と過ごし方を心掛けることで快適に過ごせます。

そんな春のお助け食材が、青菜、苦みのある山菜、スプラウト、わかめ、酸味、発酵食品、麦など、陰性で軽やかなもの。

肝臓は、目が関連部位であり、緑色とも共鳴します。よって、春には外に出て、自然の中で芽吹きや新緑を見ることも肝臓をリラックスさせてくれます。ピクニックやハイキングなどを企画するのもよいかもしれません。

希望に満ちて、前向きに、わくわく好奇心と向上心をもって過ごすためにも、木のエネルギー/春のエネルギーを上手に取り入れていきたいですね。

肝臓の役割とは?

「沈黙の臓器」と言われる肝臓は、右の肋骨の下にあり、臓器の中で最も大きなもので1㎏~1.5㎏(大人で体重の約1/50 )の大きさと言われます。

沈黙の名のとおり、とても我慢づよく頑張り屋さんの臓器で、相当なオーバーワークになるまで自覚症状が出ないと言われています。

肝臓は、体内に取り込んだ物質の解毒と代謝と血液浄化機能を担っています。

体内に入った油脂・脂肪・化学物質を処理、アルコールや毒物の分解、また脂肪分解のための胆汁を作り出すなど、最大のデトックス臓器、肝臓。

食べ物を分解、神経や脳や筋肉や骨に必要な成分を合成し、余った栄養素を空腹時のために備蓄までする大役を担う臓器です。

イライラ、ストレスを感じやすいあなたへ


怒りっぽい、キレやすい、この頃なんだかイライラしたり人に批判的になっているかも、というあなた。

そして、春先に特によく目にする電車の中での喧嘩や言い争いをする人。

そういう方は、ストレスや食べ過ぎで肝臓がお疲れかもしれません。

眉間に深いしわがあると、気難しそうな顔に見えてしまいますが、これも肝臓や胆のうが腫れて硬くなっている表れと言われています。バリバリ働く女性にも最近多くなっています。

肝臓がよくないと油臭い体臭になると言われるように、油のとりすぎや食べ過ぎが肝臓・胆のうのダメージの一番の原因と言われています。

特に脂肪の溶ける温度(脂肪融点)が高いお肉や乳製品などの動物性脂肪は、肝臓への負担が大きいものです。また、添加物や農薬などの化学合成物質、アルコールが多いと、肝臓はその分オーバーワークになってしまいます。

お酒を飲んで暴れる人がいるのも、肝臓の疲れのサインです。

眉間に腫れぼったい感じのするしわが寄っているときは、砂糖・アルコール・油が多すぎているかもしれません。


肝臓で毒素の分解がしきれないと、その汚れが血管に入り、ドロドロの酸化した血液となります。血液は脳にも運ばれて、闘争ホルモンである「アドレナリン」が出るため、いつも気が休まらず、欲求不満で短気に。

肉食過多だと熱量が高くなり人間も攻撃的に、視野が狭まり、がむしゃらになってしまったり、執着心が強く物事にとらわれやすくなってしまうかもしれません。

食材はナチュラルなものを心掛けましょう。

動物性食品はできるだけ控え、野菜や穀類は無農薬・無化学肥料のものを。また、調味料は無添加の自然に作られたものにして、加工食品は控えると、解毒の臓器の肝臓が過労にならずにすみます。

ストレスと緊張・過労も肝臓の弱りと相関関係にありますので、ストレスを解放することと、肝臓を労わることの両面からケアすれば、身体も心もふんわり柔軟に、心もいつも平穏でいられるはずです。

春は食物繊維たっぷりの“麦”でデトックス


お子さんでも、“騒ぐ”、“じっとしていられない”、“すぐ癇癪(かんしゃく)をおこす”といった場合は、肝臓や胆のうが弱っているサインかもしれません。

お肉・お魚・ハム・ソーセージ・卵・パン・白砂糖たっぷりの甘いジュースやスイーツが多すぎているかも?

そんな疲れて弱った肝臓によいのが“麦”です。

春は穀類と青菜を多めに、油やたんぱく質の多いおかずを特に控えめにすると肝臓がきれいになり、デトックスを促してくれます。

お肉に酢を入れて煮ると柔らかくなるように、酸味を上手に料理に取り入れることもポイントです。旬の柑橘・天然発酵の酢・梅などの酸味が、動物性たんぱくや脂肪の代謝を助けてくれます。

穀類では、食物繊維がダントツに多い大麦(丸麦・押し麦)やハトムギなどを混ぜたごはんがおすすめです。

白米や分づき米に麦を混ぜて炊くと、この季節は特においしく感じられると思います。

食物繊維は野菜というイメージですが、実は2型糖尿病や高血圧、がんのリスクを下げるのには全粒穀物が効果的です。

腸内細菌の餌になる水溶性食物繊維を持つ穀類は、大麦・ハト麦・ライ麦・オーツ麦だけで、これらはコレステロールや血糖値を下げる役目をしてくれるので、糖質制限をしている人にもおすすめです。

注)大麦・もち麦にはグルテン成分が含まれています。アレルギー等のある方やグルテンフリーを気にする方は控えてください。(はと麦にはグルテンは含まれません)

睡眠障害も肝臓の疲れ

眠れない、寝言、歯ぎしり、食いしばり、子供の夜泣きや疳の虫、夢遊病などもすべてが動物性たんぱく質のとりすぎ、食べ過ぎなどによるカロリー過多、肝臓疲労のサインと言われています。

歯ぎしり・食いしばり・・・食べ過ぎ・カロリー過多による肝臓の腫れ。

肝臓は筋肉も司っています。動物性の老廃物や油などの解毒・代謝で肝臓がワークオーバーし、充血し硬くなると、筋肉は炎症を起こし咀嚼筋が硬直、食いしばり・噛みしめ、歯ぎしりなどが起こります。

寝言・・・同じく食べ過ぎて肝臓が腫れ、特に油による老廃物が多くなると、陰性の上昇エネルギーで脳に酸化した血液が行き、寝言や、夜中の暴れにつながることがあります。

【対処法】

  • 断食、もしくは少食
  • 揚げ物など油を控える(植物性の油も同じ)
  • 動物性食材や白砂糖、オーブンで固く焼きしめた小麦製品(パン・クラッカー・クッキーなどの焼き菓子)や、ポテトチップスやスナック菓子などを控える
  • 梅干し・梅酢・レモン・甘夏・はっさくなど、季節の酸味を取り入れる
  • 椎茸スープ、ストレートのりんごジュースを飲む
  • 青菜・ねぎ料理・豆腐料理・芋類・こんにゃく・春雨をいただく。
  • 大麦・もち麦・はと麦を取り入れる。
  • パンを食べるなら蒸しパンにするなどして、オーブンで焼くものを控える。

動物を見習おう!!


動物はケガをしたり不調の時には、断食をしてじっと身体をやすめて治します。

人間が飼うペット以外の動物は、自分が食べるべきものだけしか食べないので“生活習慣病”のようなものはありません。余計なものばかり食べるのは人間と家畜だけ、、、、

生活習慣病や癌などが近年増え続けているのも、かつてはここまで飽食ではなかった私たち人間が、食べたいものを食べたいだけ食べるようになったからだと言われます。

肝臓への特効薬は「断食」。

肝臓は、食べずに肝臓や消化機能を休めれば、回復する力も強いと言われる臓器です。

内臓年齢は、見た目年齢(若さ)も左右すると言われます。

動物性食品をはじめ、消化分解に負担のかかるものの食べ過ぎを控えて、眉間のしわがなく、口角があがった穏やかで明るい笑顔でいれば、素敵な出会いや運が引き寄せられるかもしれません!

肝臓によい体へのアプローチ

【ヨガ】
右わき腹と体側を伸ばすことを意識してポーズからアプローチしたり、右肋骨の下に4本指を差し込んでマッサージする。

  • ねじりのポーズ・・・右わき腹と体側を伸ばして肝臓刺激
  • 開脚脇のばし
  • 三日月のポーズ

【ツボや関連部位刺激】
下記のツボ押しやマッサージ、足の内側の肝系経絡を伸ばしたり揺さぶったりする

  • 「太衝(たいしょう)」・・・足の甲の親指と人差し指の間の骨の付け根。押すと凹みがある部分
  • 「曲線(きょくせん)」・・・内もも側の、膝を折り曲げたときのしわの先端部分
  • 「老宮(ろうきゅう)」・・・手のひらで親指を外に出してグーをしたときに中指が当たるところ
  • 足の親指を揉む

【お手当法、他】

  • 右わき腹を「生姜湿布」「こんにゃく湿布」「よもぎ灸」で温める。痛みや違和感などがある場合は、温めたあとに「里芋湿布(=里芋パスタ)」をするとよい。
  • 目のケア(目を休める、目のまわりのマッサージ、目をホットタオルで温める。塩番茶で目を洗う。パソコンやスマホ操作、テレビなどを控える)

固くなった肝臓を緩めてくれる「大根と人参のドリンク」


肝臓に溜まった油や、身体の余分な脂肪や粘液を溶かしてくれると言われる美味しいお手当スープです。

油ものや動物性食材、焼いたパンなどの粉物を多く食べている人、ストレスが多く、寝起きに目や身体が重く感じる人におすすめです。お肉や揚げ物が大好きな旦那様にもぜひ作ってあげてくださいね。

私は外食した翌朝などには、これを朝食かわりにいただいています。

【材料】

  • 大根のすりおろし 1/2カップ
  • 人参のすりおろし 1/2カップ
  • 水 1カップ
  • 梅干し 1個(細かく叩いておく)
  • 海苔 1/3枚
  • しょうゆ 数滴

【作り方】
① 鍋に大根のすりおろし、人参のすりおろし、水をいれて弱火にかけ、沸騰し始めたら梅干しと海苔を手でちぎりながらいれて2~3分ほど煮る。

② しょうゆを垂らして火を止める。

③ うちに噛むように食べる

※朝食代わりに3日ほど、もしくは時々飲んでみてください

プチプチ食感が楽しめる「もち麦とフルーツのカクテル」


春は特に、朝食は軽めにするといいと言われます。

そんな春におすすめの、肝臓ケアにもなるもち麦を使った、軽やかなデザート感覚で食べられる朝食をご紹介します。

フルーツのさわやかな酸味が肝臓や胆のうを緩めて養い、一日を快調に、うきうきとスタートできるメニューです。

朝に穀物を食べることは、便秘予防や糖尿病やコレステロール値を下げるなど、健康効果が高く、特にもち麦は腸内の有用菌を増やし、腸内環境を改善してくれます。

血糖値上昇を抑制する水溶性食物繊維のβーグルカンが豊富で、肝臓の血中コレステロールを下げる効果のあるもち麦は、腹持ちも抜群によく、内臓脂肪の蓄積抑制効果が明らかにされているため、ダイエット食としてもおすすめですよ。

作り置きして冷蔵庫にいれておけば、小腹がすいて甘いものがほしくなった時にも便利です。

ぷっくり歯ごたえのあるもち麦の食感は、噛む楽しさが感じられてストレス発散に。脳の活性化や満腹効果もあり、癖になる美味しさです。

【材料】

  • もち麦 1/2カップ
  • 甘夏またははっさく等柑橘 1コ
  • キウイ 1コ
  • 干しあんず又はくこの実 3コ
  • 甘酒 大さじ2
  • レモン汁 大さじ2
  • レモンの皮のすりおろし 少々
  • 白梅酢 少々(なくても可)
  • ミントの葉 適宜

【作り方】
① もち麦は洗って1時間以上浸水しておく。浸水していた水は捨て、鍋に移し2倍量の水(分量外)と塩ごく少量(分量外)を入れて強火にかける。

② 沸騰したら蓋をして弱火にして20分程度、ぷっくりと柔らかくなるまで炊き(つまんで食べてみて弾力がある食感の確認をする)、そのまま10分ほど蒸らす。

③ ②をざるに上げて水切りしボウルに移し入れ、少し暖かいうちに甘酒を和える。

④ もち麦の大きさに合う程度の大きさに刻んでおいた甘夏・キウイ・あんずを3に入れ、レモン汁・レモンの皮のすりおろし、あれば白梅酢もいれて混ぜ合わせる。


⑤ 器に分け入れてミントの葉を飾る。

注)グルテンフリーを気にする方は、もち麦をはと麦に変えて作ってみてください。

春はビタミンカラーで、口からも目からもチャージ!応用レシピでは、美肌の雑穀・ハトムギを使ったサラダと、新玉ねぎのマリネをご紹介します。

【大好評のベジレシピ一覧はこちら】
https://style.vegewel.com/ja/category/recipe/

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Miyumi Chiba

Miyumi Chiba

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KIJ公認マクロビオティックアドバイザー
フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
沖ヨガ系ファミリーヨガインストラクターコース修了
豆腐&ビューティライフアドバイザー

マクロビオティックやヨガ、自然療法を学ぶ中、食べ方を変えれば心身や人生も変わることを実感する。

気候風土に寄り添った日本の穀菜食中心の食文化を現代にマッチした形で野菜や穀物を日常にもっと楽しく取り入れることを伝えるべく、ベジフード×ヘルスデザイナーとしてオリジナリティ溢れる楽しいベジフードの提案・提供や、心身健康でみんなが笑顔になるよう様々な発信や企画、食育活動をしている。

また、自身の長年の外資系企業での経験から、国際都市として普及を急務とする健康・環境・インバウンドのための選択肢としてのベジタリアン・フードに着目し、2013年にどこのレストランでもベジタリアン対応をと掲げ「Tokyo Smile Veggies」を立ち上げる。

2016年より「Vegewel」プロデューサーとしても活動中。

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