冬のおすすめの黒豆を使ったレシピ。黒豆の磯辺かき揚げ~しあわせこよみごはん~

更新日:2023/01/18 公開日:2019/12/19

冬にいただきたい黒い食材のひとつ、黒豆が入った天ぷらをご紹介します。

海藻の中でも鮮やかな緑が特徴のあおさ(青のり)も入れて、色合いよく。サクサクした野菜とホクホクしたお豆の食感の違いも楽しい一品です。

材料(4人分)

■具材

  • 黒豆(煮たもの) 100g
  • 玉ねぎ(スライス) 100g
  • 人参(拍子木切り) 80g

■衣

  • 薄力粉 大さじ1+4 ※大さじ1は具材と混ぜ合わせます。
  • 米粉 大さじ4
  • 冷水 100㏄
  • 青のり 適量 お好みの量で
  • 塩 ひとつまみ

■つゆ

  • 大根おろし たっぷり
  • 醤油またはベジめんつゆ 適量

■揚げ油

作り方

① 玉ねぎ、人参をそれぞれカットする。煮た豆は汁気を切る。

※豆の煮方・・・豆の量の4倍の水で一晩、または熱湯で一時間浸水し、切手大の昆布を入れて強火→沸騰したら弱火に。蓋はしないが、途中で豆が水面から出ないように差し水をしながら3~40分柔らかくなるまで煮る。

② ①の具材をボウルに入れ、薄力粉大さじ1を加え、全体的に混ぜ合わせる。


③ 別のボウルに衣の材料をさっくり混ぜ合わせる。

④ 小さなボウルまたはお椀を用意し、その中に一個分ずつの具と衣を合わせて揚げると作りやすい。

⑤ ④を170℃の油で揚げる。


衣に米粉を入れるとカラッと揚がります。仕上げにお好みで青のりを振りかけると、より色鮮やかになります。

今回の人参は、前にご紹介した干し野菜を参考に、干したものを使用しました。

日本で古くから親しまれている豆、「黒豆」とは?


黒豆は弥生時代に日本に伝来したと考えられていて、古くから日本人に親しまれているお豆です。おせち料理にも欠かせない食材ですね。

抗酸化力が強いので血液の浄や利尿作用に優れ、またのどの痛みには黒豆の煮汁を飲む、というお手当があります。

このレシピのためにわざわざ少量の豆を煮るのは手間ですので、私は黒豆の煮汁や煮豆を作る時に必要量を取り分けておいて作っています。

さらに詳しく黒豆を知りたい方へ!丹波黒豆の記事。
【旬の食材シリーズ:冬】昔はシワシワ今はツヤツヤ!お正月の定番といえば丹波黒豆(兵庫)

理にかなっている!揚げ物と大根おろしの組み合わせ


揚げ物の付け合わせには、定番ですが大根おろしを忘れずに!

油のコクと大根おろしのさっぱり感の組み合わせは味覚的に美味しいだけでなく、大根には油の分解・消化を促し、身体への負担を軽くするという利点があります。

科学的知識がないにもかかわらず、このようなことが分かっていた昔の人の感覚の鋭さには驚かずにはいられません。

昔の人の知恵がたくさん詰まった日本生まれのマクロビオティックは、多くの実践の中から生まれてきたもの、と改めて思います。

「水」の季節には、「浮遊・漂う」エネルギーの食材を。


年を越したその後も、まだまだ寒い日々が続きます!

春が来る頃まで続けて摂りたいのが、陰陽五行の「水」のエネルギーに関連する黒い食材。

しあわせこよみごはん 〜海藻・漂う水のエネルギー/昆布はすごい!〜では、寒い地域の海の中で漂う黒い食材、「昆布」についてご紹介しています。

海の中で育つ、黒くて厚い昆布は、水のエネルギーがたっぷり。

出汁で使う方も多く、身近な食材ではありますが、昆布自体も是非積極的に食べていきたいものです。

記事では、昆布と人参の佃煮や、春が近くなったら作りたい菜の花を合わせた昆布締めのレシピなどをご紹介しています。

忙しい年末年始を過ぎ、年明けの身体を労わる際にも、是非参考にしてみてください。

合わせて読みたい!「しあわせこよみごはん」の記事はこちら
しあわせこよみごはん 〜海藻・漂う水のエネルギー/昆布はすごい!〜

【ご飯作りに迷ったらチェック!大好評のベジレシピ一覧はこちら】
https://vegewel.com/ja/style/categories/recipe

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岡野則子

岡野則子

クシマクロビオティックスクールレベル3修了
リマクッキングスクール師範科修了
マクロビオティックパーソナルシェフ
JSAワインエキスパート
NPO法人ブレイブサークル運営委員会アドバイザー(大腸癌撲滅キャンペーン)

仕事が多忙な40歳の時に大腸がんステージ3になったことがきっかけでマクロビオティックと出会う。実践していく中で体調が改善し、健康は自然に寄り添った日々の食事と生活から作られるもの、ということを身をもって体験。以後がんの再発・転移無し。
大腸がんは女性に多く、一人でも自分のような人を減らしたい、という思いからおもに同世代の女性に向けて食の大切さをイベントやワークショップなどを通じて伝える活動をライフワークとしている。