飲食店取材

様々なニーズに応えられるカレーを。カレーハウスCoCo壱番屋の「ベジタリアンカレー」

日本最大のカレーチェーン「カレーハウスCoCo壱番屋」。カレーライスの全国チェーン展開に成功している数少ない企業であり、日本人にとっては「馴染み深い近所の飲食店」でもあります。

そんな「ココイチ」が、「ベジタリアンカレー」を取り扱っているのをご存じでしたか?

近年の外国人観光客の増加や、健康志向の風潮など、常に新しいニーズに応え続けるココイチ。その企業精神が感じられるメニュー、ベジタリアンカレーについて、株式会社壱番屋 広報担当の藤谷さんにお話を伺いました。

ベジタリアンカレー発売のきっかけは「現場の声」

ココイチがベジタリアンカレーをメニューに加えることになったきっかけは、ユーザーのニーズを直に感じていた現場からの声でした。

「外国人のお客様が多い、東京都心部を担当する営業部より開発の依頼があったことがきっかけです。(藤谷さん)」

ここ数年、日本を訪れる外国人観光客は増加の一途をたどっています。外国人観光客から人気の観光地になりつつある日本ですが、実は食の対応は遅れているのが現状です。

世界には、特定の動物性食品を摂ることを禁じた宗教があります。また、様々な理由で動物、または動物から作られるものを口にしない「ベジタリアン」や「ビーガン(ヴィーガン)」など、独自のポリシーを持った人たちも数多く存在します。しかしどれも、まだまだ日本では認識が広がっていないものです。

「宗教上の理由だけではなく、肉が嫌いな方や食べたくない方が外国人には多いため、ベジタリアン向けのカレーがあればいいのにという営業部の要望が発端です。それ以前にも沖縄で同様な声はあがっていました。」

日本に滞在する外国人が増えたことで、初めて見えてきたニーズでした。

もともとベジタリアン対応に着手していたココイチ


最初に要望が出てからメニューを開発し、実際に販売するまでには時間がかかったのではないか?と思っていたら、藤谷さんからこんな答えが。

「(開発は)1~2ヶ月程度で、あまり長くかかっていません。というのは、2015年のミラノ万博へ出店した際に開発したノンアニマルのカレーをベースに開発ができたからです。そのミラノ万博用のカレーも、海外店舗向けに開発したアニマルフリーカレー(乳入り、動物性原材料なし)の知識があったので、1~2ヶ月程度で開発していました。」

既に海外展開も実現しているココイチ。実は既にノンアニマルカレーのレシピを持っていたんですね。現場のニーズに応えて、即対応ができたのはこのような経緯があったからなのです。

ただ、商品化をするに当たっては、様々な苦労があったとのこと。

「動物性の原材料が使用できないので、使用できる原材料が限られます。そのため、コクを増したり味の深み厚みを出すための調味料やコンタミ(=コンタミネーション)のない食材、乳の入っていない原材料を探すことが大変でした。」

「コンタミネーション」とは、いわゆる「調理混入」のこと。動物性のものが全く混入していない食材を探すのは、やはり今の日本では苦労したようです。

外国人だけではなく、日本人からも反響が

ベジタリアンカレーは、まず要望が高かった東京都心での試験導入を経て、全国販売されました。その反響は?

「ご注文理由は、「野菜が好き」「体によさそう」と言ったものが多かったです。実際に召し上がった感想としては、「意外とおいしい」「すっきりと胃にもたれない」というご意見を多くいただきました。」

外国人だけではなく、健康志向の日本人からの反響も大きかったようです。

日本では、まだまだベジタリアン、ビーガンの思想をきちんと理解している人は少ないものの、健康志向という観点から動物性食品を避ける人が増えてきているのは間違いありません。ベジタリアンカレーは、そのような健康志向の日本人のニーズにも応えられる、今の時代に即したメニューということです。

ベジタリアンカレーの導入店舗は増加中

「(ベジタリアンカレーが)売上に与える影響というのは、大きくありません。しかし、このカレーを販売することで、これまでカレーを召し上がらなかった方にもカレーを楽しんでもらうきっかけになりました。また既存のお客様へは、より多彩な組み合わせをお楽しみいただけるようになりました。」

売上での大きなインパクトはまだないものの、ベジタリアンカレーにより、ココイチのカレーを楽しむことができる人が増えたのは事実。

また、「新しい味の追加によってバリエーションが広がり、選べるメニューが増えた」ことや、「興味があってもベジタリアンメニューを食べる機会がなかった方へ、その機会を提供できるようになった」ことなど、既存のお客様に新たな選択肢を提供できるようになったことは大きな収穫だったようです。

「導入店舗は、2016年4月1日当初112店舗でスタートしましたが、2017年2月1日現在では172店舗へ増えています。」

期間限定のメニューではなく、定番メニューとして。ベジタリアンカレーはますます広く導入されていくことが期待されます。

ユーザーがカスタマイズできるカレー。それがココイチの魅力!


ココイチのメニューの特徴は、ご飯の量やカレーの辛さ・甘さを自由に変更できること、そして何と言ってもトッピングの豊富さ。これらを自由に組み合わせて、自分だけのお気に入りのカレーを作れるのが、ココイチの人気の理由です。


また、アレルギーに対して真摯な対応をしているのも安心できるところ。店舗のメニューには、特定原材料の使用について、詳しく記載があります。

ちなみに、ベジタリアンカレーについてももちろん、これらのカスタマイズは可能です。トッピングには野菜やきのこなどの食品も多く含まれているため、ベジタリアンが食べる場合でも様々な組み合わせを楽しむことができます。

このように、全国規模のチェーンがベジタリアンメニューを導入するのは、とても意義深いことです。これにならい、今後さらにベジタリアン対応メニューを導入するチェーンが増えてくれれば、多くの外国人が食の悩みを解消できることでしょう。

筆者の近所にもベジタリアンカレー導入のココイチがあったため、早速ランチにいただいてみました。普段のココイチのカレーに慣れている人でも違和感なく食べられる味!満足感もほとんど変わりません。近所に導入店舗がある方は是非一度食べに行ってみてくださいね。

カレーハウスCoCo壱番屋公式サイト「ベジタリアンカレー」ページ
※こちらからベジタリアンカレーの詳細と、取扱店舗が確認できます。

カレーハウスCoCo壱番屋からの注意事項

ベジタリアンカレー(税込500円)は、動物肉・魚介類・卵、乳製品、蜂蜜は原材料に含んでおりません。しかし、同一ラインで乳製品を使用しており、乳が混入する可能性がございます。


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奥田彩(Aya Okuda)

奥田彩(Aya Okuda)

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Vegewel Style編集長
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フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。

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