ヘルシーな知識

コジコジさんの実録ゆるベジ入門日記4~みそ汁がまずい!?~

これまでのお話はこちらから!
第1話「ヨロヨロの第一歩」
第2話「これが奇跡というものか」
第3話「自炊の扉が開かれる」

とある休日、張り切ってセレブ御用達の某オーガニックスーパーにて味噌と出汁のモトを手に入れたアタクシ。

意気揚々とスーパーから出て参りました。

ランチ2回分くらいの会計金額を思い出しては、せめて5円の袋代を節約すればよかったと、しみったれた後悔を繰り返しながら家に向かいます。

さらに最寄り駅のスーパーで、慣行栽培の野菜とバラ肉を買い込んで準備万端。

まだこの頃の私は、野菜を見る目がありませんでしたから、オーガニック野菜の外見を受け入れる事が出来ず、スーパーで売られているツヤツヤの野菜を好む人間でございました。

やはり、それなりの経験をしないと男を見る目も養われていかないのと同じことですね、はい。


さて、夕刻。

そろそろお腹が空いて来たな。

作るか。

慣れない手つきで豆腐と大根となめこのみそ汁を作成。

個人的に、この組み合わせが神です。

いやあ、出来たできた。

久しぶりのみそ汁。

多分、1年ぶりくらいの自作みそ汁。

どれ、一口飲んでみますか。

味見を気取って、オタマからズズッと。

…まずい。

…なんとも言えず、味がまとまっていない。

固まること数秒。

この衝撃はなかなかのものでした。

今までの自炊人生で、みそ汁がまずかったことなど一度もないのです。

どうやっても失敗しないメニューNO.1だったはずなのに、私の味方だったはずのみそ汁なのに、それなのに。


今となれば、自分の舌がおかしくなっていた、ということが良くわかるのですが、気が動転した私は、とりあえず味噌を足しました。

しかし、足しても足しても味のバラバラ感がどうにも拭えません。

妙に味噌感だけが増して行く。

動転のあげく、手当たり次第に調味料を入れ始めます。

酒、醤油、塩、みりん…。

結果、なんとも言えない煮物が出来上がりました。

味は迷走したが、とりあえず食べられる。

料理が下手な人というのは、リカバリーが出来ません。

一度、軌道から外れたら、あとは暴走するしかないのです。

失意のまま、空腹という最終兵器の力を借りてみそ汁という名の煮物を完食したアタクシ。

寝転がりながら、みそ汁のレシピを検索します。

一体、何が間違っていたのかと。

しかし、当たり前ですが、みそ汁のレシピに大きな違いなどなく。

基本は、出汁と具材と味噌なのです。

となると、味噌の問題ではなく、自分の舌の問題。

先日のラスク騒動も脳裏にかすめ、私は白旗をあげる事に決めました。

はい、私の舌の問題です。

問題なのか、なんなのか、とりあえず、舌がオーガニックの味に馴染んでいないことだけは確かなようです。

考えてみると、風邪などで食事が制限されたあとは、薄い味のものでも大層風味豊かに感じられます。

ということは、しばらくこの味に耐えれば、もしかしたら舌が変わるのだろうか。

味噌も買ってしまったし、可能な限り、自炊を試みて、自分の舌の変化を確かめてみようか。

こう決めた瞬間、ようやくベジ生活に向けた本格的な一歩が始まったと言えます。

とはいえ、まだまだ肉は食べ続けていくのですが。なにしろ、料理が下手な人間にとって、肉や卵を使う調理法は最高の解決策なのです。

肉だけ焼くということもできますし、肉と野菜を炒めれば、調味料を変えるだけで色々な味のバリエーションを楽しめます。

ただ、自炊を積極的に取り入れようと思ったこの瞬間、新しい扉がぽこんと開いたような感覚をもったのは決して気のせいではなかったと思います。


そんなこんなで、途切れ途切れに自炊を続け、1ヶ月くらい経ったころでしょうか。本当に、舌が変わりました。

自分が作ったみそ汁を飲み、「あー美味しい」と言ったのです。

自分が。

我ながらびっくりです。

おお、舌はやっぱり変化するんだ!

正直、最初の一週間は試練でした。

これは実験、これは実験、と呟きながら乗り切った記憶があり。

舌を変えていくには、段階を追ったメニューで慣らしていくともっと衝撃が少なかったのかもしれません。

その後は、舌が行ったり来たり、食生活によって味覚が変わることを感じて1年くらいを過ごしました。

ちなみに、この期間に私が始めた趣味の1つに弁当作りがあります。

自炊の確率をあげるためには、可能な限り弁当を作るに越したことはない。

節約が目的ではなかったので、趣味と定義しました。


作りたい時に、作りたいようにやる。

こうして、地道に身体への変化を積み重ねていった結果、ある日突然、ベジ生活、という今までの人生でみたこともない扉が登場することになったのでした。

人生って、RPGゲームみたいですね。

第5話
コジコジさんの実録ゆるベジ入門日記5~自炊したら太った~

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第2話「これが奇跡というものか」
第3話「自炊の扉が開かれる」


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こじまじゅんこ

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書いたり、登ったり、ビジネスしたり、
やりたいことしかしない人。
1年以上かけてずるずると、ベジに軸足を置くようになりました。
そのこんがらがった背景とプロセスを、
振り返るように紹介できればと思います。
ラスカル・カモノハシと共にのんびり暮らしています。

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