ヘルシーな知識

コジコジさんの実録ゆるベジ入門日記3~自炊の扉が開かれる~

これまでのお話はこちらから!
第1話「ヨロヨロの第一歩」
第2話「これが奇跡というものか」

あんなに苦しんでいた胃袋も、なんちゃって梅醤番茶を流し込んで以来、すっかりと落ち着きを取り戻し、ぐーぐーといびきをかいて寝ているかのようでした。

隙あらば胃袋のあたりをさすりつつ、なるべく消化にいいものを食べたりしながら帰宅すると、早速、大森一慧さんの本が届いておりました。

文明の力が胃袋に染み渡る。

コンビニで買って来たヨーグルトをちびちび食べながら本をめくると、そこに紹介されていたのは「手当て」という新しい世界。

えー、ほんとー?

と思ってしまうような内容が並んでいます。

例えば、風邪を引いたら長ネギを喉に巻く、なんて、正直、都市伝説だと思っていたんですよね。

ところがそれも、手当の種類として堂々と登場しているのです。

本気の話だったんですか。

こんにゃく湿布なども、いや、分かるんだけれども、どうも想像力の限界が、、、と思わざるを得ません。

治療でもあり予防医療でもあるような不思議な領域。

多分、胃痛を経験していない私だったら、「はいはい、そうですか」と、否定もしない代わりに興味も持たず、本を積み上げて忘れてしまっていたと思います。

でも今の私は違う。

身を以て、自称神秘体験をしてしまったばかり。

目の前に展開されている新しい世界を無下に否定するほどの自信がない訳で、とまどいを孕みつつページをめくるしかありませんでした。

知らない単語が想像以上に多く登場する上に、想像力の限界を超えたレシピがつぎから次へと登場します。

料理下手の方なら共感いただけるかもしれませんが、「レンコンをすりおろしたものを丸め」なんていうこの平たい表現。

これですら、私にとっては「???」となってしまう謎の表現なのです。

まず、レンコンをすりおろしたことがありませんから。

え、レンコンってすりおろせるの?

簡単にすりおろせるの?

大変なんじゃないの?

生のままでいいわけ?

で、すりおろすとどんな形状のものができあがるの?

それは丸められるものなの?

片栗粉ってなんの役割なの?

小麦粉じゃいけないの?

どうですか。

シンプルな一文から繰り出される、この噴水のごとき勢いをたたえた疑問文たちよ。

というわけで、年がら年中思考停止になりながら、下がってくる瞼をどうにか持ち上げながら、根性で斜め読み完了です。

結果、記憶に残ったことといえば、

1.どうやらイタリア料理のパスタ以外にもパスタというものがあるらしい

2.やたらと「解毒」が出てきた

の、2点。

特に、解毒の登場には衝撃を受けました。

だって、毒ですよ。毒。

「解毒」なんて、ハブに噛まれたときくらいしか使わない単語なのかと思って生きて来ました。

それなのに、身体の不調は解毒によって整う、と書かれているページが多い事!

…嫌すぎる。

そうよ、私の身体には毒なんてないわよ。

人間の身体には、強い浄化機能もあるし、自然治癒力も高いのよ。

そう心のなかで叫ばずにはいられません。

すると、腹のあたりで声がします。

「おーい、おまえさんよう。大した自信じゃないかい。今朝の俺の苦しみを、まさか見て見ぬフリをしようってんじゃないだろうな。もう一度、暴れてやろうか」

ま、まさか、これは胃袋の声!!!

…はい、嘘です。

確かに、自分の身体の中に毒がある、という概念は嫌だけれど、食べ物を使って色々な症状を改善するというアプローチは面白そう。

折角の縁だから、できることはやってみようかと。

そんな気持ちになりました。

毒といっても、フグの毒なんかとは違い、必要量を超えたものや、疲れなんかを指すらしいこともなんとなく理解できましたし。

当時の私は「疲労」という言葉に大層弱い生き物でありまして。

毒といわれたら、ノー!と叫んでも、疲労といわれたら、イエス!と大口を開けて叫ぶ。

はい、私、疲れてます!つまり、頑張ってます!

そう叫びたい心理状態だったのでしょう。

疲労というキラーワードにひっかかった私、若干のやる気が芽生えてきました。

いやしかし、面倒である。

朝、オーダーした本が夜には届いている都会便利生活の中で、手を動かして料理を作るって、面倒でしかないではないか。

とりあえず、百歩譲っても、やったことのない料理のプロセスを体験するのはご免こうむりたい。

というわけで、謎の逆切れモードのまま、まずはみそ汁大作戦から始めることにしました。

本の中でも度々登場していたみそ汁。

みそ汁なら、過去に何度も作ったことがある。

作り置きもできるから助かる。

気になるのは、本の中で繰り返されていた「ほんものの味噌」。

何が本物なのかよく分からない状態ではありましたが、昔、ラスクで火傷を負ったあのスーパーに行けば、「ほんものの味噌」に出会えるのではないだろうか。

よし、近いうちに再訪だ。

今朝の胃痛騒動による疲労から、いつもよりも早く布団に入り、胃袋を撫でながら、あっという間に眠りにつきました。

寝落ちする寸前、「よーしよし。これで俺も一安心だ」という胃袋の声が聞こえたような、聞こえなかったような…。

第4話
コジコジさんの実録ゆるベジ入門日記4~味噌汁がまずい!?~

これまでのお話はこちらから!
第1話「ヨロヨロの第一歩」
第2話「これが奇跡というものか」


今後もヘルシーで役立つ記事を配信していきますので、ぜひシェアをお願いします!

ヘルシーなレストランを検索

Vegewelではレストランを検索できることをご存知でしょうか?

オーガニックやグルテンフリー、ベジタリアンといったヘルシーな切り口でお店を探せますので、ぜひお試しください!
検索はこちら→https://vegewel.com/ja/

ニュースレター

Vegewel Styleでは、ヘルシーな食の情報を定期的にメールでお届けしています。メールアドレスだけで無料でご登録頂けますので、ぜひご利用ください!


こじまじゅんこ

こじまじゅんこ

投稿者の記事一覧

書いたり、登ったり、ビジネスしたり、
やりたいことしかしない人。
1年以上かけてずるずると、ベジに軸足を置くようになりました。
そのこんがらがった背景とプロセスを、
振り返るように紹介できればと思います。
ラスカル・カモノハシと共にのんびり暮らしています。

関連記事

  1. 大豆ミート試食会、大豆ミートで唐揚げ・ハンバーグを作りました≪前…
  2. 大豆ミート試食会、大豆ミートの調理のポイントとヘルシーメニューの…
  3. もとは紙の人形?ひな祭りの由来、食べ物の意味、知っていましたか?…
  4. 冬が旬!甘みたっぷり鍋に美味しい深谷ねぎ(埼玉)
  5. 昔はお坊さんのお中元?グラデーションが美しい谷中生姜(東京)
  6. もとは紙の人形?ひな祭りの由来、食べ物の意味、知っていましたか?…
  7. 本当は年に4回?豆=鬼?「節分」の本当の意味とは?
  8. 生産量わずか1%?幻の三浦大根(神奈川)

スポンサー

ベジレストランを探す

アーカイブ

おすすめ記事

アレルギーがあっても安心、卵・乳製品不使用のベーカリーPain de BRUN(パン ド ブラン)【久我山】

今回は吉祥寺から3駅渋谷寄りにある久我山の小さなベーカリー「Pain de BRUN(パン ド ブラ…

身体の内側から健康を。お菓子でも栄養たっぷりのMOR Happiness(モアハピネス)【吉祥寺】

今回は吉祥寺にあるMOR Happiness(モアハピネス)に伺いました。お店の場所や詳細な…

オーガニック・マクロビ・グルテンフリー!身体想いの和菓子「和のかし 巡(めぐり)」【代々木上原】

ビーガン(ヴィーガン)スイーツを特集する本企画。第一弾は、代々木上原にある「和のかし 巡(めぐり…

ピックアップ記事

PAGE TOP