ヘルシーな知識

昔はお坊さんのお中元?グラデーションが美しい谷中生姜(東京)

谷中生姜は、江戸時代に「谷中本村」という地域で作られていた葉生姜です。谷中本村は、現在の荒川区西日暮里地区。現在もその名を残す台東区の「谷中」が主な産地と思っている方も多いかもしれませんが、実は少しだけ離れています。

現在は、谷中生姜という名称は残しつつ、産地は千葉県や埼玉県がメイン。「葉生姜といえば谷中生姜」というくらい日本全国にその名前は浸透しています。

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谷中生姜の特徴

谷中生姜に代表される「葉生姜」は、根茎がまだ小さいうちに葉ごと収穫した生姜です。根から葉にかけてのクリーム色~ピンク色~緑色のグラデーションはとても美しく、あらゆる料理の添え物に重宝されています。

辛さは比較的少なく、さわやかな味わいとシャキシャキとした食感が特徴です。一般的な「生姜」と違い、根の部分はまだ柔らかいため、そのまま生で食べることもできますよ。

また、生姜にはジンゲロール、ショウガオールという辛み成分が含まれており、谷中生姜にも同様の成分が含まれます。ただし、一般的な生姜よりは少なめです。

ジンゲロールは生の生姜に多く含まれており、血行促進作用、殺菌作用、食用増進作用などが期待できる成分です。ショウガオールは、ジンゲロールが脱水されたり加熱されたりすることにより増える成分で、ジンゲロール同様に血行促進作用や殺菌作用が期待できます。

生姜を食べると身体がポカポカしてくるのは、これらの成分の血行促進作用によるものだったんですね。風邪をひくと生姜湯を摂るのが良いと言われているのも頷けます。

ちなみに、生姜は「生姜(しょうきょう)」「乾姜(かんきょう)」という名称で、漢方薬としても使われています。

谷中生姜の歴史

「谷中生姜」の名前が広まったのは、江戸時代。谷中本村は水が豊富で、しかも水はけが良く、生姜の栽培に非常に適した土地でした。香りも良く美味しいこの生姜は、収穫時期がお盆と重なっていたこともあり、谷中のお寺のお坊さんなどからお中元として重宝されます。

お中元で贈られた谷中生姜は、人々の間で「盆生姜」として評判になり、江戸中に広まっていったと言われています。

谷中生姜の美味しい食べ方

谷中生姜のさわやかな味わいを楽しみたいなら、生で食べるのがおすすめ。味噌をつけて食べると美味しくいただけます。また、酢漬けにして食べると生姜の辛みに酢の酸味が合わさり、食事の途中の口直しに最適です。シャキシャキの食感とさっぱりした味わいで、さらに食欲が湧いてきますね。

他にも、酢漬けの谷中生姜と大葉を細かく刻み、白飯や酢飯と混ぜていただくのもおすすめです。生姜には殺菌作用があるため、蒸し暑い時期のお弁当にも良いですね。

谷中生姜の名前を今に残す「谷中地区」


谷中生姜の産地とは少し離れていますが、昔からの寺町である現在の「谷中地区」は、「盆生姜」として谷中生姜を重宝していた地域の一つ。全くの無関係というわけではありません。

最近では、昔の趣を残したレトロな下町として人気がある谷中。近隣の根津、千駄木と合わせて「谷根千」と言われ、日本国内はもちろん、海外からも多くの観光客が訪れるようになりました。

中でも、昔からある「谷中銀座商店街」は一番の人気スポット。全長約170mの通りの中に、約70の様々な店舗が軒を連ねています。日本の古き良き時代を感じることができる谷中地区に、是非足を運んでみてくださいね。

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奥田彩(Aya Okuda)

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Vegewel Style編集長
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