大豆ミート調理のポイントは?大豆ミートとお肉の違いって?大豆ミート試食会≪後編≫

更新日:2019/06/23 公開日:2017/02/17

ベジタリアン食への知識をさらに深めるべく、Vegewelの運営会社「株式会社フレンバシー」のスタッフで行った、大豆ミート試食会。

前編の調理メニュー紹介に続き、後編では大豆ミート調理のポイントや、お肉と大豆ミートの違いをまとめました。さらに、前編で紹介しきれなかった千葉さん作のベジタリアンメニューも紹介していきます!

大豆ミート調理のポイント!


いつもお肉を食べているスタッフでも美味しく食べられ、満足感も大きかった大豆ミート。美味しく作るポイントは以下の2点です。

  • お湯でしっかりと戻し、よく洗う(丁寧に絞る)!
  • 下味をつけてから調理する!

大豆ミートは乾物のため、お湯につける時間が短いと堅くボソボソとした食感になってしまいます。お湯につける時間は、大豆ミートの種類や、その時の気温、湿度などにもよって違いますが、手で確認し、完全に柔らかくなるまでしっかりと戻すことを心掛けましょう。

また、柔らかくなった後は大豆ミートをよく洗います。絞ると白い汁がでてきますが、これは大豆特有の臭みのもと。白い汁が出なくなるまで洗いながら丁寧に絞ります。この時、力を入れすぎると大豆ミートが崩れてしまうため、気をつけてくださいね。

※商品によって戻し方に多少の違いがあります。商品に書いてある説明をよく読んで調理してください。


下味つけも大切な作業。今回は椎茸と昆布の出汁、醤油、みりん、お酒に、ニンニク、ショウガ、ねぎを入れて作りました。臭み取りにくず野菜も入れてます。

揚げる、焼くなどの調理に入る前に大豆ミートに下味をつけることで、味もお肉に近づきます。下味は、お肉の調理でもつけることが多いですよね。


盛り付けは彩り良く。野菜と組み合わせて大豆ミートに足りないビタミンなどの栄養素を補うことを心掛けましょう。


今回は肉みそ風とハンバーグで使用したひき肉タイプの大豆ミートですが、他にもミートソースやタコミート、ジャージャー麺など、様々なメニューで使用できます。

ひき肉タイプはお湯で戻すのも比較的簡単です。初めて大豆ミートを調理する際は、ひき肉タイプからチャレンジしてみてはいかがでしょうか?

大豆ミートとお肉の違いは?


ここでは、大豆ミートはお肉と比べて何が「良い」のかについて紹介していきます。

1.高タンパク

お肉も高タンパクの食材ですが、大豆ミートはお肉よりも高タンパク!お肉の1.5倍のタンパク質が含まれていると言われています。

2.低カロリー、低脂肪、ノンコレステロール

カロリーはお肉の1/3、脂肪は1/50、お肉で心配されるコレステロールについては皆無です。

3.豊富な食物繊維、イソフラボン

お肉では摂ることができない食物繊維やイソフラボンがしっかりと摂れ、腸内環境の改善や、美容効果が期待できます。

4.動物性脂肪がない

動物性脂肪には、「飽和脂肪酸」が多く含まれています。飽和脂肪酸とは、融点が高く、常温だと固形の脂肪酸。摂りすぎると動脈硬化などのリスクが高まると言われています。大豆ミートにはこのような心配は皆無。

また、お肉料理は冷めると脂が固まり、味も落ちてしまいますが、大豆ミートは冷めても美味しくいただけますよ。

5.長期保存が可能

大豆ミートは乾物のため、長期で保存することができます。お肉も冷凍すればそれなりに長く保存できますが、常温でそのまま長く保存できるのは大豆ミートの強み。調理後もお肉に比べて傷みづらく、お弁当のおかずにも最適です。

ちなみに、大豆ミートはそのままかじって食べることも可能!災害時の保存食としても是非家に常備しておきたいものです。

※お肉との比較数値は、牛肉肩ロースと大豆ミートブロックタイプで比較した時のものです。


大豆ミートは、大豆が原料のため、お肉に比べて足りない栄養素も多くあります。しかし、お肉に比べて足りない栄養素は、野菜など他の食材を合わせることで補うことができます。

大豆ミートは、お肉に含まれる動物性脂肪やコレステロールを摂取することなく、お肉以上にタンパク質を摂ることができ、お肉にはない食物繊維やイソフラボンも摂ることができる、優秀食材なのです。

お肉を全く食べないのは厳しい、という方も、まずは一食置き換えするところから始めてみませんか?

ちなみにスタッフの一人が大豆ミートハンバーグを旦那さんに食べさせたところ、「美味しい!」と大満足していたようです。満足感もいつものお肉料理と変わらなかったそうで、これからも食べてみたいとの感想をもらっていました。人によってはお肉だと思って全く気付かないこともあるようですよ。

他にも素敵なベジタリアンメニューが!

今回の試食会では、その日に調理したもの以外に、千葉さんが持ち込みしてくれたベジタリアンメニューの試食も行いました!最後にそちらを紹介していきます。

【ベジ手まりずし】


こちらは上に「テンペ」を乗せています。テンペは、インドネシア発祥の大豆発酵食品。海外版納豆、という感じでしょうか。ただ、納豆のような独特の臭いやネバネバがないため、納豆が苦手な人でも食べやすい食材です。

味付けされたテンペと酢飯はとても相性が良く、こちらもペロッとなくなっていました。

【卵もどき乗せパン】


スタッフ全員が「本当に卵みたい!」と驚いたメニューがこちら。卵「もどき」なので、もちろん卵は全く使っていません。豆腐に蒸したカボチャを加え、ブラック岩塩などの調味料を使い、味を整えているとのこと。食感は卵に限りなく近いです。

卵アレルギーのお子さんでも、これなら卵を食べたような満足感が味わえます。今回はパンに乗せていただきました。

皆さんも、まずは気軽にベジメニューを!

いかがでしたか?

今回のレポートで、少しでも大豆ミートに興味を持ってもらえらた嬉しいです!

実はレポートを担当した私も、大豆ミートを食べたのは今回が初めて。最初は半信半疑でしたが、想像以上に美味しく、ボリュームがあってびっくりしました!

下準備さえしっかり行えば、後はいつもの調理方法と変わりません。普通の料理も下準備は必要ですし、乾物だって使います。大豆ミートだからと言ってそこまで手間な作業はないと思いますよ。

まずは気軽に一食から!是非試してみてくださいね。

オススメの大豆ミートはこちら


ゼンミート ミンチタイプ
【原材料】 脱脂大豆(遺伝子組み換えでない)、玄米粉(国産)

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ゼンミート ブロックタイプ
【原材料】 脱脂大豆(遺伝子組み換えでない)、玄米粉(国産)

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ゼンミート フィレタイプ
【原材料】 脱脂大豆(遺伝子組み換えでない)、玄米粉(国産)

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。