ヘルシーな知識

常温で30分しか保たない幻の銘菓!信玄餅と水信玄餅(山梨)

ジメッとして暑い日が続いていますね。

こんな時は、見た目にも涼しげな「水信玄餅」はいかがでしょうか?

本日は、山梨の銘菓「信玄餅」と、最近話題の「水信玄餅」をご紹介します!

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信玄餅の特徴


信玄餅は山梨県北杜市の特産品ですが、「信玄餅」という名前で販売することができるのは、「信玄餅」の商標を取得している「金精軒株式会社」のみ。

笛吹市の「桔梗屋」も同様のお菓子を製造、販売していますが、既に金精軒が「信玄餅」の商標を持っているため、「桔梗信玄餅」という名称を使っています。

信玄餅は、餅米粉、砂糖、水飴から作られる求肥餅の上に、きな粉と黒蜜をまぶしていただきます。

きな粉をまぶした求肥餅が入った容器と、黒蜜が入った別の容器が、風呂敷に見立てたビニールで一緒に包装されています。その見た目は、風呂敷に包まれたお土産のミニチュア版という感じで、まさに「和風」。ちなみに、金精軒だけではなく、桔梗屋の桔梗信玄餅も同じ包装の仕方です。

程よい求肥餅の甘さに、きな粉の風味と黒蜜のトロッとした食感が加わり、くせになる味の信玄餅。一切れの大きさもちょうど良く、最後まで美味しくいただけます。ただし、きな粉がたくさんまぶしてあるため、粉を吸い込んで咳き込まないように注意が必要です。

桔梗屋の公式サイトでは、桔梗信玄餅の食べ方を紹介しているページがあるので、興味がある方は覘いてみてください。

桔梗屋公式サイト「桔梗信玄餅のお召し上がり方」ページ

信玄餅の歴史


実は、現在の形の信玄餅を最初に販売したのは、金精軒ではなく、桔梗屋でした。

桔梗屋が信玄餅の販売を開始したのは1968年。当時、金精軒ではまだ信玄餅は販売はされておらず、桔梗屋が「信玄餅」の名を使っていました。ところが、金精軒でその前から商標を取り販売していた「信玄最中」と商品名が似ている、ということで、桔梗屋は名称を「桔梗信玄餅」に改めることになります。

その後、金精軒は「信玄餅」の登録商標を取得し、1972年から商品の販売を始めました。現在は、「信玄餅」「桔梗信玄餅」それぞれが有名なお菓子となっていますが、過去には少し複雑な事情があったんですね。

そんな信玄餅ですが、そのルーツには2つの説があります。

一つは、戦国時代に名を馳せた武将、武田信玄が、戦いに出る際に砂糖入りの餅を非常食としていたことにちなんで作られた、という説。もう一つは、山梨県で昔からお盆に食べられていた安倍川餅からヒントを得て作られた、という説です。

最初に信玄餅を販売した桔梗屋の社長は、「信玄」という名前を使った理由について、とあるメディアで「山梨県を代表するお土産になってほしいという願いをこめ、武田信玄の名を借りた」という旨の発言をしています。また、桔梗屋の公式サイトでは、安倍川餅をヒントに信玄餅を考案した、という記載があり、説としては後者の方が有力と言えるでしょう。

そして、桔梗屋が信玄餅の販売を開始した翌年、偶然にも武田信玄と上杉謙信の戦いが描かれた大河ドラマが放送され、世は空前の武田信玄ブームに!このブームに乗り、信玄餅も全国で大ヒット。売上は急上昇し、その人気は今なお続いています。

なお、桔梗屋の本社工場では、賞味期限が当日の信玄餅の詰め放題サービスを行っています。値段はなんと1人220円!

桔梗信玄餅の販売価格は、2個で税抜306円なので、これはかなりお得なサービスです。整理券の配布がありますが、毎日すぐになくなってしまうようです。

本社工場では、桔梗信玄餅以外のお菓子のアウトレット販売や、自社栽培の野菜の販売なども行っています。公式サイトに詳しい情報が載っているので、是非チェックしてみてください。

金精軒の水信玄餅


金精軒では、信玄餅以外に、「水信玄餅」という珍しいお菓子も製造しているのをご存じでしたか?

水信玄餅は、北杜市白州町のミネラルウォーターに少量の寒天を加えて作られています。常温だと30分ほどで溶け出し、寒天がしぼんでしまうため、その時その場でしか食べることのできない商品です。

また、販売期間も6月から9月の土日限定。当然かなりの人気があり、手に入れるのは困難です。販売場所も「金精軒台ケ原本店」と「金精軒韮崎支店」の2店舗のみ。

時期が近くなると、公式サイトで販売期間が告知されます。

ちなみに、水信玄餅は英語では「レインドロップ(雨の粒)・ケーキ」などと紹介されています。見た目の通りですね!


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奥田彩(Aya Okuda)

奥田彩(Aya Okuda)

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Vegewel Style編集長
フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。

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