オーガニック最新情報が盛りだくさん!オーガニックライフスタイルEXPO密着レポ【Part1】

更新日:2019/02/01 公開日:2017/08/05

昨年は通路を通るのもやっとなほどの大盛況だったオーガニックライフスタイルEXPO。

その第2回が7月29・30日に開かれました。全部回れなかった方も、はたまた行けなくて残念だった方もご安心ください!

Vegewelがイチオシ商品を食品にフォーカスをして一挙ご紹介しちゃいます。

「オーガニック3.0を推進する~持続可能な開発目標SDGsの実現に向けて」をテーマとするオーガニックライフスタイルEXPO。昨年より会場も広く、野菜のコーナーも屋内になったので一度に回りやすくなりました。


各界の著名人がデザインしたオーガニックコットンTシャツが展示されています。衣食住、コスメ、中にはお葬式まであらゆる分野のオーガニック関連商品が一同に揃います。

ライターが選ぶ今回の注目アイテムは!?

【ついにフードラインが登場!パタゴニア プロビジョン】

今回の目玉は間違いなくパタゴニアでしょう。

持続可能な社会・環境問題に常に取り組み、アウトドアアパレルをメインに販売してきたパタゴニアから、オーガニック・遺伝子組換不使用、さらにビーガンの材料を使用した食品が登場しました!ブランド名は「パタゴニア プロビジョン」。


こちらはフリーズドライのスープ。

アウトドア好きでフリーズドライマニアのライターも絶賛の味!こちらの「グリーンレンティルスープ」は緑レンズ豆、全粒ブルグア小麦やスパイスが使われ、お湯を注ぐだけで出来上がり。

リゾットやカレー、パスタなどのアレンジもできるのでキャンプや非常食でも大活躍です。試食では古代小麦のクスクスとあわせていましたが、フリーズドライとは思えない本格的な味を堪能させて頂きました。


「フルーツとアーモンドのエナジーバー」

材料がシンプルすぎてびっくり、果物、アーモンド、チアシード、果汁のみです。エナジーバーにありがちな「甘すぎる」ということは一切なく、素材本来の甘みで食べやすいです。


イートインコーナーではオーガニックビールも!誰もが知っているパタゴニアの山のモチーフがおしゃれな缶です。世界初の多年草の麦を使ったオーガニックビールです。


メインステージでは、パタゴニアプロビジョンを使ったレシピを八ヶ岳在住の料理研究家の山戸ユカさんがレクチャーするイベントが行われました。

【あのタニタがマルサンとコラボ。オーガニックの調製豆乳が美味!】

タニタカフェ監修のオーガニック豆乳がデビュー!9月12日から大手スーパーで取り扱い開始となります。

オススメしたいのがこの調製豆乳。オーガニックシュガーとフランス産ロレーヌ岩塩を使っていて、なんともまろやかな味。今まで調製豆乳が苦手だった方もこれなら飲みやすいので、豆乳ライフのスタートを応援してくれるはずです。無調整タイプは青くささが少なくコクのある味わいです。

【ネクストブレイク?ヤーコンが熱い! RAY&W BROTHERS JAPAN】

日本ではまだ取り扱いが少ないヤーコンの商品が目立ったブースです。ヤーコンは中南米アンデス高地原産の根菜で、オリゴが糖たっぷり。ヤーコンは生でも食べることができ、まるで梨のようにみずみずしくて甘いのが特徴です。


「オーガニックのローヤーコンシロップ」

黒糖のような、だけど強すぎない独特の甘みはお菓子だけではなく料理のソースや隠し味にも使えそうです。


「ヤーコンチップス」

ヤーコンがチップスになると、、不思議な見た目。


まるでりんごのようなフルーティな味!少し酸味があります。じゃがいもみたいかな?と想像していたのでギャップにびっくり!


こちらのカカオニブはヤーコンシロップでコーティングしている珍しい品。カカオニブはチョコレートの原料であるカカオを砕いてチップ状にしているものです。抗酸化作用がとっても高くてチョコの代替品としても最近おなじみですね。

ヤーコンのコクと甘みがカカオニブの酸味とうまくあっています。

ヤーコンは生産量が少ないため価格がまだ高いのがネック。ヤーコンシロップは5000円で売られているところもあるそう!栄養価が高いだけに、消費者が手にいれるのが難しいというのは残念です(紹介した商品は参考商品も含まれています)。

発酵ブームをオーガニックで取り入れちゃおう。

【生産者が直接商品開発もする企業、田伝むしの新しい乳酸飲料】

「あまざけぐると」

宮城県石巻市の無農薬米を乳酸菌で発酵させるという珍しい手法で甘酒にしました。ヨーグルトのような酸味があり、名前のとおり甘酒とヨーグルトのいいとこ取りです。自分達で作ったお米を製品化している田伝むし。素材のいいところを深く理解しているからこそできるものづくりをしています。


「だいずばあ」

こちらは大豆、お米、デーツを使ったバー。雑穀を使ったエナジーバーが多い中、和の素材を使っていて、優しい味はお子様でも食べやすいです。

【酒粕×ビール Paradise Beer Factory】

「5daughters」

目をひくスタイリッシュなデザインが特徴のこちらは、ただのビールではありません。ビールの酵母を酒粕から作っている「酒ビール」。

麦芽の発酵のさせ方がユニークで、酒粕を使用しています。酒粕は千葉県香取の寺田本家のもの。無農薬米で昔ながらの製法で日本酒を作っている蔵元です。

一口飲んでみると、まずはビールの香り、その後にほのかな酸味と苦味が広がります。後味は不思議なことに日本酒のような澄んだ味が口に残る、なんとも不思議なビールです。


Paradise Beer Factoryからは、来年春に世界発の自然栽培ビールも発表になる予定です。これは要チェックですね。

【テンペから身体にやさしいスープができちゃった! 登喜和食品】

「べっぴんテンペポタージュ」

テンペとは大豆の煮豆をテンペ菌で発酵させてブロック状にした、インドネシアの伝統的な食品です。納豆のような臭いもなく、ベジ料理ではおなじみの食材。しかし、それがポタージュになってしまうとは!

基本の味付けは塩とダシだけというこだわり。もちろんビーガンです。テンペが濃厚!プレーン、かぼちゃ、にんじんの3種類の展開です。

【300年続く蔵元がつくる新しい発酵食品 仁井田本家】

「米グルト」

お米を使ったヨーグルト風飲料。蔵の中の麹、乳酸菌などの微生物の力を使い乳酸発酵しています。


「糀の調べ」

ライターも思わず買ったのがこの新調味料。自然米と天然水だけが原料なのですが、一言で表すと「アミノ酸のかたまり」です。ドレッシングはもちろん、塩麹のように下味として食材とあわせてもよし。

こちらには他にとっておきの使い方があり、それは、、、美容液として顔に塗ることです!シワが消えるのだとか。試しに手に塗ってみるとそこだけツヤツヤでした。まさに「万能」調味料です。


「こうじチョコ」

新商品ではないのですが、とにかく一度食べて欲しいライターオススメの逸品。

カカオバターなどの使用も一切なし!糀100パーセントを原料にして、まるでホワイトチョコのように固めています。これがまた優しい味なんです。口の中で溶けて旨味が広がっていきます。取り扱い店舗は少ないので、見つけたら即買いをオススメします。

話題の商品盛りだくさんのオーガニックライフスタイルEXPO、試食でお腹がいっぱいですが、またまだ食べます!

Part2ではみなさんお待ちかねスイーツのピックアップやあの大手企業が野菜に参入!?をお伝えします!おたのしみに!

オーガニックライフスタイルEXPO詳細

オーガニックライフスタイルEXPO
https://ofj.or.jp/about.html

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Vegewelは、ベジタリアン・オーガニック・グルテンフリーなど、あなたの食のライフスタイルに合わせてレストランを検索できるWebサイトです。

食の制限に関係なく、みんなで楽しく食事を囲める環境を日本に創るために、サービスを運営しています。

日本語と英語に対応、ヘルシーなレストランが1000店以上掲載されていますので、ぜひご利用ください!

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

岩田 絵弥曄 / Emika Iwata

ヴィーガンフードアナリスト®︎
ベジタリアン・ビーガン・グルテンフリーなどヘルシーな食のフードライターとして活動。 保育士経験から子供たちの未来を守るため、オーガニックや自然栽培など食の安全にも取り組む。インバウンド対策やアレルギー・環境問題から、ヴィーガンに関するセミナー等も開催。自身も10年以上のヴィーガン。 メディア出演:The Japan Times、日テレ「人生が変わる1分間の深イイ話」、チバテレビ「ジャルっと爆ハリ」等。