ヘルシーな知識

生活に便利な場所で始めるマイ農園!オーガニックな農園で食の大切さを知る

前回の記事『今さら聞けない、「オーガニック」って?』では、オーガニックな食材や栽培方法などをご紹介しました。

今回はその続編として、「オーガニックな農園」を地域のコミュニケーションの場として活用されている、まつのき農園の松野さんのインタビューをお届けします。

静岡県焼津市にある「まつのき農園」は、開園から10年。

オープンから継続利用をされている数組の家族の中には、幼稚園児だったお子さんが高校生となり、ご自身の庭の一部のように利用されています。

また、ファミリー層だけでなく、男性1人、女性1人など、お一人様の利用もある地域密着型の体験農園です。

広さ2,000㎡ほどの畑は、除草剤も農薬も使わない、公園風のオーガニックな農園。住宅地に囲まれ、近隣にはショッピングセンターや市立病院のある生活に便利な場所にあります。


年に一度畑で開催されているヨガフェスタの様子

松野さん、まつのき農園は開園10年ということですが、元々は何をされていたのですか?

「私の家は元々兼業農家で、私が子どもの頃は、お茶やイチゴ、お米、カイコさんも飼っていました。見てはいましたが、子どもでしたからお手伝い程度、農業を意識したことはなく、自分がやろうとも思っていなかったんです。」

やろうと思っていなかった農業を始めたきっかけは?

「ビジネスパートナーであり、同時に暮らしのパートナーでもあるOさん(大工さんで子供の頃からの園芸好き)と出会い、それが農業を始めるきっかけとなりました。

50歳手前で脱サラをして、農業を始めると同時に、温浴施設(抗酸化陶板浴)を起業しました。

抗酸化陶板浴(とうばんよく)は、元々住居のシックハウス対策から生まれた、人工の味噌蔵のようなものだったんです。目に見えない生き物、微生物が自然に活躍できる環境。形態は似ていますが、一般の岩盤浴とは別の物でした。

微生物はもちろん、食にも農にも関わります。そして、私たちの身体にも。すべてが一つにつながっていたんです。

陶板浴のお客様の7〜8割が、何らかの身体的事情を抱えています。ガンの方も多い。食育、食養と言われますが、私は陶板浴のお客様と接することで、食の大切さ、農の大切さを知りました。」

【抗酸化陶板浴とは】
抗酸化工法で造られた室内に、強力な抗酸化力を持つ成分を配合して作った陶板を50℃程に温め、その上にバスタオル等を敷いて横になって入る温浴施設です。

陶板浴は、岩盤浴と入浴方法が似ていますが、陶板浴内の温度は48〜50℃、湿度は10〜25%ぐらいに保たれる為、息苦しさや身体への負担が少ないのが特徴です。

抗酸化+温浴効果で身体の酸化(痛みや疲労・疾患・老化など)を抑え、ゆるやかに体を芯から温めることで副交感神経を優位にして体の回復を促します。また、心肺機能への負担が軽いので子供から年配者まで利用が可能です。

期待される効果として、

  • 免疫力、自己治癒力の向上
  • 低体温、冷え性の改善
  • 肩こり、腰痛の軽減
  • デトックス効果
  • 老化防止
  • 健康促進
  • 体質改善
  • 疲労回復

また、ガンやリュウマチ、高低血圧、糖尿病、肝炎、脳梗塞等の神経系後遺症の方も多く利用されているそうです(陶板浴は医療行為を行うものではありません)。


まつのき農園のシンボル、推定樹齢400年の黒松と松野さん

まつのき農園は、農業体験農園ということですが市民農園との違い、特徴はどんなところですか?

「農業体験農園(全国組織)という名称ですが、ひらたく言えばファミリー農園です。

栽培作業は入園者自身、でも作付け計画から収穫まで、種や苗、必要な農業資材の提供も含め、すべて園主である私がサポートします。

一般の市民農園は基本「畑という土地貸し」なんです。農家の側から見れば、農業体験農園は、互いに顔の見える「契約栽培」でもあるんです。」

利用者が自分で栽培したものを、体験を含め購入するということでしょうか?

「そうですね。自分で栽培、体験することが何より安心で、広い意味での、暮らしのオーガニック=つながり、が生まれると考えています。」

無農薬、オーガニックにこだわりはありましたか?

「新しく農業を始める場合は、無農薬を志す人が多いと聞くのですが、無農薬にこだわりはなかったんです。

ただ、作ってみると、無農薬で野菜は出来るんですね。出来るから、それでいい。始めの数年間は無我夢中、文字通り寝る間も惜しんで野菜を作っていました。だから買い物する時間はないし、そもそもお金もない(笑)。

でも野菜はいくらでもある(笑)。それでもっぱら野菜ばかりをオカズに毎日を過ごしていたんです。」

毎日野菜を食べ続けて、変化や気づきなどありましたか?

「半年が過ぎた頃、ふと身体の変化に気づいたんです。野菜ばかり食べていたので、ベジタリアンなんだと思いますが、気付けばベジタリアンになっていたという感じでした。

今も自分がベジタリアンだという自覚はありませんが、野菜だけの食事でちっとも不足不満がないのです。

そして、続けていくうちに多様な美味しさが分かるようになったんです。

色鉛筆に例えると、以前はせいぜい6色、しかも濃い味ばかり。今は数十色、微妙な味のグラデーションが分かるから、食が楽しくなりました。

野菜に限らず、素材の味が分かるようになったのは、何よりの宝です。「塩」「味噌」「醤油」本物の基本調味料があれば、後は何も要りません。

それが身体の声、身体の気づきだったんです。」

なんと松野さんは、農業を始めてからたった半年で体重はマイナス20キロ、ウエストはマイナス20センチ減ったと言うのです!

そして、この10年風邪を引いていないそうです!!


ピンクがかった紫色が可愛いアンデスレッド(ジャガイモ)の花

農園と陶板浴、二つ同時に始められてどうでしたか?

「農園と温浴、当初は二足の草鞋という感じだった二つの事業も、今は一つ。お客さんも相互乗り入れが増えてきたました。これも自然な成り行き、オーガニックなコミュニケーションの賜物と感謝しています。」

都会化した生活から脱し、田舎暮らしを始めるのは極端ですが、スマホや携帯を持つ手をクワやスコップに持ち替え土に触れる。「オーガニックな農園」は都会で生活しながらも田舎を感じ、深呼吸できる場所となっているようです。


久しぶりの雨を喜ぶトマトたち、小さなマイオーガニック農園!

松野さんのインタビュー、いかがでしたでしょうか?

食品は基本的に買うものという考えは、小さなプランター1つあれば変えることができます。

無農薬で新鮮な野菜が育つ過程には、微生物やミミズの力も借りながら、陽の光に感謝をし、雨を待ち焦がれ、何日もかけて収穫の時を迎える。忙しい生活の中に、待つ、という楽しみが生まれます。

そんなオーガニックな農園主にあなたもなってみませんか?

【まつのき農園】
NPO法人 全国農業体験農園協会の会員農場
年間を通じ、収穫祭、味噌作り、食育講座など、各種イベントも開催されています。
http://matunoki.eshizuoka.jp/

【陶板浴 松の庵】
http://matunoihori.eshizuoka.jp/


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