インタビュー

どうして小川町でフェスなのか?代表、小原壮太郎さんインタビュー。小川町オーガニックフェス【後編】

9月9日に開催された、「小川町オーガニックフェス2017」。オーガニックな豊かさを望む人々が集う”場”を作るためにスタートしたイベントに多くの人が集まりました。

前編では、「美味しいものを食べ、飲んで、歌い、語り合う」というコンセプトの通り、楽しいこと盛りだくさんのフェスの様子をレポートしました。

後編では、マルシェエリアから見る有機の里・小川町の魅力と、共同代表の小原さんのインタビューをお届けします。

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“見て”楽しい地産地消のマルシェ


昨年の4,500人の来場者数に対し、今年は6,000人を越える人々が集まった小川町オーガニックフェス。今回のフェスは音楽&フード、環境&トーク、マルシェ&キッズと3つに会場を分けて開催されました。


小川町には近隣含め約70戸の有機農業生産者がいます。

この数が多いのか、少ないのか皆さんはどちらだと思いますか?

他の地域の有機農業の比率は0.4%と言われる中、小川町ではなんと10%!他の地域と比較して25倍です。


小川町の有機農業の紹介コーナー。

小川町の有機栽培は1971年に金子美登さんが始めたと言われています。日本の有機農業の先駆者であり、日本有機農業研究会の発足にも関わった一楽照雄さんの元で、金子さんは有機農業を学んだそうです。

地域の特徴にあわせた金子さんの農場では、若者が研修に集まり、徐々に広がりをみせ、小川町で就農する人が増えました。

ただ農作物を作るのではなく、消費者や地域と積極的に関わることで信頼関係も作っていること。それが、小川町の有機農業の地盤が強固である理由ではないでしょうか。


空前のサラダブームに欠かせない、名脇役のコリンキーが並んでいます。そうめんカボチャや姫冬瓜も。


マルシェエリアでは野菜だけでなく、小川町の伝統工芸の和紙製品や竹細工なども売られていました。

率直に聞きます!なぜ小川町を選んだのですか!?


小川町オーガニックフェス共同代表の小原壮太郎さん。当日”盛り上げ役”として大忙しのところ、お話をお伺いすることができました。

以前は、広告代理店で働いていた小原さん。

オーガニックな農業と出会い、はじめてオーガニックな野菜や玄米を食べたところ、溜まったものが出るかのように翌日に強いデトックスを体験!オーガニックな環境や、そこから生み出される食べものが人を健康にし、幸福にするんだと感じたそうです。

「オーガニックを広めることで地球も人もハッピーになる!」と確信し、一般社団法人the Organicの代表として、また環境省「つなげよう、支えよう森里川海」アンバサダーとして、その想いを広める活動をしています。


フェスを始めることになったのは、アーティストプロデューサーとして絢香、Superfly、CHEMISTRYなどを手がけた四角大輔さんとの出会いがきっかけです。

40歳という節目の年を迎える時に、自分の生き方について考えることがあったそうで…。

その時、四角さんと話していて、「オーガニックの普及・啓発にかけたい、もっともっと伝えていきたいんだ!」と想いを語った小原さん。そんな小原さんに対して、「人生かけて一緒にやろうよ!」と四角さんが言った一言が始まりでした。


東京FM「いのちの森」のラジオ収録にゲスト出演した時の様子。LUNNY’S VEGGIEも手がける菜園料理家の藤田承紀さんと。

自分たちの想いが響く場所を探していたお二人。そんな時、小川町の有機農家、金子さんと事務局を務める高橋優子さんに出会います。小川町を訪れると、そこにはオーガニックな田んぼと大­豆の畑が20haも広がっていました。

きらきら輝いてみえる田畑を間近に見て「ここでフェスやった­ら気持ちいいでしょうね〜!」と自然に口から出た四角さんの言葉に、「私たちもそう思っていたんです。」と金子さんと高橋さん。想いが一致したことがキッカケで、今に至ったそうです。


「このフェスはイベント会社を入れない、市民の手づくりイベントです。有機農家さんだけでなく、地域全体・市民・企業の方々などに加えて、ボランティアの方々の力の結晶としてこのイベントが成立しています。”手づくり”のなせる技があるんですよね。」

最初からスムーズにみんなで作るイベントになったわけではなく、対話と試行錯誤を繰り返しながらなんとかここまで来たのだそうです。

イベントを続けるうちにオーガニックに興味も持つ人が小川町で増え、地元の方のイベント参加もどんどん増えてきました。

”オーガニック”やその根本にある”環境保全”、そして”地域と都市生活者のつながり創出”などへの想いが一致したことから、今では環境省とタッグを組むまでになりました。


イベントでは地元の環境活動を紹介するコーナーも充実していました。

今後、小川町のオーガニックはどのような広がりをみせるのでしょうか。

「2019年にラグビーワールドカップが隣の熊谷市で開かれることになったんですね。熊谷市の飲食店さんなどとも協力して、小川町のオーガニック野菜を使っていただきたいと思っています。

小川町や熊谷市一帯を”オーガニッ­ク&サステナブル自給圏”として、どんどんアピールしていきたいですね。有機農家さんだけを軸に、商店も市民も含めたみんなでやっていきたいです。いろんな人を巻き込んでいくのが僕の得意技なんで!」

と、笑顔で答えてくれた小原さん。

オーガニックというテーマに地域一丸で取り組み、盛り上がっている小川町。日本中、そして世界が注目する日も近いかもしれませんね。

【前編】五感でオーガニックを感じる一日。大人も子供も楽める、小川町オーガニックフェス

小原壮太郎
一般社団法人the Organic代表理事・一般財団法人ベビー&バースフレンドリー財団専務理事・MOTHER EARTH事務局長・環境省「つなげよう、支えよう森里川海」アンバサダー

10年間の広告会社勤務を経て、アントニオ猪木氏のプロレス団体IGFの代表取締役副社長就任を契機に、様々な企業経営を経験。2008年の猪木氏北朝鮮来訪同行を契機に農業問題改善に目覚める。2013年、四角大輔氏と共にオーガニックの普及啓発推進活動「the Organic」を立ち上げ、生産者や企業・地域へのコンサルティングに取り組みはじめる。2014年より埼玉県小川町にてOGAWA ORGANIC FESを地元の方々と共に立ち上げ、共同代表を務める。

小川町オーガニックフェス
https://ogawaorganicfes.com/


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