インタビュー

マクロビオティックとの出会いと想い。L’atelier de maison de campagne+veganique【自由が丘】 ≪後編≫

2016年10月7日にオープンした、自由が丘の完全ヴィーガニックなカフェレストラン「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」。

3回にわたってお届けしてきたインタビューも、今回で最終回です。前編中編では、メニューや食材へのこだわりについてご紹介しました。

この後編では、オーナーシェフの加藤良雄さん、奥様の志乃ぶさんに、マクロビオティックとの出会いやお店オープンまでの経緯についてお伺いしました。

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マクロビオティックとの出会い。「身体がどんどん変わっていきました」

加藤オーナーは、元イタリアンシェフ。

まかないなど含め、食べる物はこってりとしたものが多かったそうです。そんな加藤オーナーの転機は、自身が痛風を患ったこと。薬が合わず苦しんでいる加藤オーナーを見て、志乃ぶさんは食事で改善ができないかと考えます。

「薬を飲んでもめまいがしてしまい、身体が受け付けない。食事でどうにかするしかないと。そこで玄米とお味噌汁、というシンプルな食事のマクロビオティックに出会い、やってみよう!と思いました。」

もともとは肉食系だった志乃ぶさんも、ここからマクロビオティックの世界に足を踏み入れていきます。


マクロビオティックに出会い、日々の食事を変えていくと、加藤オーナーの身体はどんどん改善されていきます。痛風の症状も出ることはなくなりました。脂分も控えるようになり、体重は10キロほど減ったのだそう。

「身体が変わっていくのを感じました。こってりとした食事が多かったので、抜け出すまでは大変でしたが…。改めて考えてみると、痛風の原因は化学調味料だったように感じます。今では化学調味料が入ったものを食べると、身体が反応するのでわかるようになりました。」

何と、加藤オーナーは化学調味料を口にすると、痛風で傷んでいた足の指がムズムズしてくるそう。さらに、髪の毛がピンと立つこともあるのだとか(ご夫婦口を揃えて言っていました!)。

身体の反応を見て、食事に気を配ることで体調を整えている加藤オーナー。人間が本来持っているシンプルな反応を取り戻した、ということかもしれません。


そして、そばで見守り、一緒に食事を変えた志乃ぶさんにも変化が。

「野菜はもともと大好きですが、野菜本来の美味しさが今までよりわかるようになりました。舌が美味しさをより感じられるようになった。また、低血糖や冷え症など、当たり前に思っていて気づいていなかった症状が改善されています。学問として学んで、色んなことに合点がいったんです。」

志乃ぶさんは、今もスクールに行ったりと、勉強を続けています。そのようなところで出会う人達からも、良い影響があるのだそう。

「人の縁をより感じるようになりました。風通しがよくなったというか。」

「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」には、マクロビオティックを通じて出会った人達も多く来店されるとのこと。そこからの口コミが、さらにお店に人を呼んでくれているようです。

自分でお店をやろうと思ったきっかけ。お店に対する想い。


マクロビオティックに出会い、健康を取り戻した加藤夫妻。そこから自分達でお店を運営することになったのには、こんな理由が。

「マクロビオティックで体調が改善されたものの、外での食事に悩むことが多かった。家のご飯は良いけれど、仕事の時はどうしようと…。食べに行けるところも、食材を買いに行けるところも少なかったんです。だったら自分達でお店をやろうかと。」

自分達を支えてくれた食事を、今度は他の人にも提供したい。そんな想いで、お店を始めることを決意します。

加藤オーナーが初めてビーガン(ヴィーガン)のお店に携わったのは、軽井沢。2016年の夏に、ビーガンレストラン「RK GARDEN」で、メニュー開発とシェフを経験します。

そして、冬季中のクローズに合わせ、東京へ戻って来たタイミングで、今の自由が丘のお店でレストランをやってみないかという誘いを受け、同年の10月に、「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」をオープンさせました。まさに怒涛の1年。

「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」のオーナーシェフになることを決めたのは、オープンの直前。準備の時間は1か月ほどしかなかったそうです。

しかし、食材の仕入れには、軽井沢からの人脈が役立ちました。これまでの縁を繋いで、何とかオープンに間に合わせることができたのです。


今後、どのようなお店になっていって欲しいですか?という質問に、加藤オーナーは、「これからはもっと世界中にお店を発信していきたい。」と話してくれました。

世界に、果ては宇宙までも、自分達の食事を届けるのが夢だという加藤オーナー。そんな夢を語りながらお酒を飲むのが、とても楽しいんだとか。

また、「あまりマクロビに固執はしたくないんです。ビーガンやマクロビを求めてくる人以外にも満足してもらえるようなメニューを心掛けています。」と、志乃ぶさん。

家族でコースメニューを食べていただく時は、普段お肉を食べる人がいても、美味しいと満足してもらえるようなメニューを出していきたい、と想いを語ってくれました。

「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」では、家族でのアニバーサリーコースの予約も受けており、内容も相談に乗ってもらえるとのこと。是非「ハレの日」を、素敵な空間で過ごしてみてはいかがでしょうか?

こだわりある食材で、身体に嬉しい料理が楽しめる「ラトリエ・ドゥ・メゾン・ドゥ・カンパーニュ+ヴィーガニック」。加藤夫妻の温かい人柄がにじみ出たこのお店、一度行けばファンになること間違いなしです。


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※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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奥田彩(Aya Okuda)

奥田彩(Aya Okuda)

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Vegewel Style編集長
フードコーディネーター
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食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。

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