【閉店】好きなことをやりたい!と思って始めたマクロビオティックのお店。カフェ アムリタ【押上】≪後編≫

更新日:2019/02/01 公開日:2017/03/27

※カフェ アムリタは、2017年12月をもって閉店いたしました。

2014年12月にオープンした、マクロビオティックカフェ、「カフェ アムリタ」。

オーナーの桜沢さんに様々なお話をお伺いしている今回のインタビューも、いよいよ今回が最終回です!

後編では、桜沢さんがマクロビオティックに出会ったきっかけや、お店オープンまでの経緯、アムリタで開催されている楽しいイベントについて、紹介していきます!

≪前編≫つい立ち寄りたくなるマクロビオティックカフェ!カフェ アムリタ【押上】
≪中編≫明るい素敵姉妹のマクロビオティックカフェ!カフェ アムリタ【押上】

3.11の大震災をきっかけに、マクロビオティックの世界に。


桜沢さんは、もともとは飲食とは関係ないお仕事をしていたそう。

「事務の仕事をしていたんですが、3.11の大震災があってから、思うところがあり仕事を辞めました。明日どうなるかわからないし、好きなことをやってみても良いんじゃないかと思ったんです。」

当時から、料理は大好きだった桜沢さん。健康志向の料理にもずっと興味はあり、退職を機にマクロビオティックを勉強するようになったそう。少しずつ自宅の料理にもマクロビのメニューを取り入れていくようになりました。


「子供の頃から身体が弱くて、何となくいつも体調が悪かったんです。マクロビを知って、「こんな世界があるのか!」と思い、ハマっていきました。」

一時期腰を痛めて辛かった時に、ヨガにも出会い、そこからもマクロビの情報が入ってくるようになりました。ヨガをやると、食べ物の志向も、自然と健康的なものになっていったそう。

「ヨガとマクロビに出会って、今までの自分では考えられないくらい、すごく健康になりました!パワーがみなぎる感覚を実感しました!」

自分の経験をお客様に伝えられる。


桜沢さんは、アムリタを始める前、身体も健康になったし…と、一度飲食店で働いてみました。

「でも、そこの食事が動物性素材が多くて。身体に合わなく、アレルギーが出てしまい、体調を崩してしまったんです。やはり、ヴィーガン、マクロビのお店をやりたい!と強く思い、クシマクロビ(クシマクロビオティック・コンシェルジュ)の講座を受講し、資格を取りました。」

クシマクロビオティック・コンシェルジュとは、マクロビオティックの知識を幅広く身に着けることができる資格です。

最初の飲食店で、お店をやるのは大変だと実感した桜沢さん。しかし、自分に合うお店、身体に良いものを提供できるお店をやりたい、と強く思い、アムリタをオープンするに至りました。


「今は身体もとても元気です!こういうお店をやっていると、マクロビ、ヴィーガンの食事を貫くことができ、それが自分に合っているみたいです。お店発信で、料理を披露できるのも楽しいし、最初は不安だった経営も、やり始めたら楽しくて!」

昔、お肉を食べていた時は、目が充血し、アトピー性皮膚炎やアレルギー性鼻炎の症状が治らず、いつも身体が重たかったという桜沢さん。食事を変えてから、時が経てば経つほど、自分の体調が良くなるのを実感できているそうです。

「自分が食事で健康になる過程を経験しているから、身を持ってお客様にマクロビやヴィーガンの良さ、食事の大切さを伝えられます。また、お客様の体験談も私にとってとても勉強になっています。アムリタが情報交換の場になっており、ありがたく思っています。」

原動力は、「キレイになりたい!」


実は、桜沢さんがマクロビオティックにハマったのには、健康のため以外に、もう一つの理由が。

「昔から、キレイになりたい、可愛くなりたい、という願望が強いほうで(笑)。キレイになれる食事、というところからも、マクロビにとても興味を持ったんです。」

女性であれば、誰でもキレイになりたい、可愛くなりたい、という願望を持っているもの。キレイになるには、食事もとても大切な要素です。


このように、誰もが持つ「キレイになりたい」願望から、マクロビオティックやヴィーガンに興味を持つ人が増えるといいな、と思っている桜沢さん。

マクロビオティックやヴィーガンは、決して堅い、厳格なものではなく、キレイで健康になるための一つの食事の方法だと考えれば、もっと多くの人から、気軽に「知ろう」と思ってもらえそうですよね。

そんな桜沢さんは、何と18歳のお子さんがいるお母さん!そんなに大きなお子さんがいるなんて、取材スタッフ全員びっくり!お肌もつやつや、生き生きした桜沢さんの若さの秘訣は、マクロビオティック、ヴィーガンの食事なんですね。

健康の三本柱、「お食事、身体を動かすこと、笑うこと」


桜沢さんの健康の三本柱は、「お食事、身体を動かすこと、笑うこと」だそう。

「食事だけ頑張っていた時はまだまだでしたが、ヨガを始めてさらに健康になったし、もともと面白いことが大好きで、笑うことも多いので。マクロビはすごく真面目な印象じゃないですか?こり固まった意識でやるのではなく、もっと面白く、楽しく伝えていきたいと思っています。」

インタビューで感じた桜沢さんの明るさは、この三本柱から来ているもの。みんなで楽しく笑うのが大好きな桜沢さん、お客様とお喋りしていて楽しくなってしまい、料理を八代さんにフォローしてもらうこともあるんだとか!そんなエピソードを話すお二人が、また楽しそうでついついこちらも笑顔になってしまいます。

落語など、アムリタならではのイベントを開催中!


アムリタでは、健康の三本柱をテーマにした様々なイベントを開催しています。ヨガ教室や、アロマヨガ教室、味噌づくり教室など、全てアムリタのご飯がセットなっています。

そして、アムリタでも一押しのイベントが、3~4ヵ月に一度の落語会の開催!

「知り合いに落語家さんがいて、ご縁があってやってくださることになったんです。食事をしてから独演会を見てもらうイベントです。下町ならではの、自信を持っておすすめできるイベントです!」

まさに、三本柱の「笑うこと」を実践できるイベントですね。イベントの時は、店内に高座を作り、本格的な内容で行っているとのことなので、興味がある方はチェックしてみてください!


今後やってみたいイベントは?とお伺いすると、またまた面白いお話が。

「今度、合コンイベントのようなものもやってみたいと思っていて(笑)。ヴィーガン同士、出会いが少ないかもというただの老婆心です(笑)。だって結婚しない若者が多いんだもん!草食系なんて言わせません(笑)」

面白いことをどんどんやっていきたい!という桜沢さん。自分が楽しく、自分ありきでこれからも様々なことに挑戦していきたいそう。

生き生き、明るい桜沢さんが作る「キレイになれるランチ」「キレイになれるスイーツ」!是非一度食べに行ってみてくださいね!

※記事の内容は取材時点のものであり、変更される可能性があります。来店時には、あらかじめお店にお問い合わせいただくことをお勧めします。

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AYA OKUDA

AYA OKUDA

フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。
得意分野は、日本の伝統行事食、食の日本史・世界史、テーブルコーディネート。
好きな分野は、カレー、ビール。