インタビュー

人気のもちふわパンケーキ!トレンドを取り入れたビーガンメニューを楽しもう。AIN SOPH.soar(アインソフソア)【池袋】

2009年12月、ベジタリアン、ビーガン(ヴィーガン)レストランとして銀座に第一号店をオープンし、今年で8年目を迎えた「AIN SOPH.(アインソフ)」。

その後どんどん規模を拡大し、現在は銀座店、新宿三丁目店、池袋店、歌舞伎町店の4店舗を展開中です。

店舗ごとに全く違う魅力があり、いつどのお店を訪れても新鮮な驚きがあるアインソフ。

今回は、代表の白井由紀(しらいゆき)さんに、池袋の「AIN SOPH.soar(アインソフソア)」にて、池袋店のおすすめメニューや他店舗のコンセプト、白井さんのこれまでの人生、ビーガンレストランをオープンするに至った経緯など、様々なお話をうかがいました。

アインソフ ソアの場所や詳細な情報はこちらから。

ゆったり落ち着ける広々店内。


池袋駅からサンシャイン60通りをまっすぐ。首都高とぶつかったら道路を渡り、左に少し行くとアインソフソアが。手書き風の看板がおしゃれ!


店内は広々。テーブル同士の距離も取られており、ゆっくりくつろげる雰囲気です。明るすぎず心地よい照明。


こんな素敵な席も!

少し前まで改装工事を行っていたアインソフソア。以前と比べて店内が広くなりました。

お店のコンセプトは「グランピング」。

グランピングとは、グラマラスキャンピングの略。確かに、ラグジュアリーなキャンプを彷彿とさせる内装ですよね。寒い季節には、暖炉も設置される予定なんだとか。楽しみですね!

靴を脱いでリラックスできる席も!


そして、奥にあるこちらのスペース!

靴をぬいで上にあがり、食事やドリンクを楽しめるのです。これは長居してしまいそう…。実は取材はこちらのスペースで行ったため、かなり長居してしまいました(笑)

居心地、最高です。

こちらのスペースについて伺ったところ、白井さんは。

「小さいお子さん連れのお客様にも喜んでいただけるスペースだと思います。ちなみに、このスペースを使って、ベビーマッサージのイベントを計画中なんです。この辺りは新築マンションが建っているのもあり、お子さん連れのお客様はこれからもっと増えてくると思います。皆さんに、この場所で母子の交流を持てるイベントを提供していけたらよいな、と思っています。」

お母さんもお子さんも、とても癒されそうなイベント。開催が待ち遠しい!

イチオシメニューはヴィーガンパンケーキ!


アインソフソアのイチオシメニューは「天上のヴィーガンパンケーキ(税抜1,600円)」。

動物性食材不使用のパンケーキに、季節のフルーツ、豆乳ホイップ、自家製アイスクリームが添えられており、目にもお腹にも嬉しい一皿です!

パンケーキには、グルテンフリーのものもあり、取材時はこちらをいただきました。ふわふわもちもちの食感に、取材スタッフはテンションアップ!

ペロリと完食させていただきました。

「グルテンフリーのパンケーキはどんどん完成度があがってきています!是非食べてみて欲しい自慢の一品です。」

グルテンフリーのパンケーキは、かなり試行錯誤を繰り返したとのこと。苦労の末の絶品ふわもちパンケーキ、おすすめですよ!

アインソフのグルテンフリーメニューは、シーズン毎にテーマを変えて提供しています。

季節毎に変わるメニューを、是非楽しんでくださいね。

他にもトレンドを取り入れたメニューが沢山!


「メニューは、世の中のトレンドを取り入れながら考案しています。」と白井さん。

アインソフは全店完全ビーガンメニュー。世の中のトレンドをビーガン仕様という形でヘルシーに楽しめるよう、積極的にメニュー開発を行っています。

また、使用している野菜や果物は可能な限り信頼できる農家さんから仕入れており、ジュースに使用している食材に関しては、完全無農薬、化学肥料無使用です。

写真は、アインソフ創業以来の人気メニュー、「エブリシングコース(税抜3,800円)」。

ベジミートの唐揚げ、全粒粉のベジトルティーヤ、 TOFUスパニッシュオムレツなど、少しづつ様々なメニューを楽しめるのが特徴。色鮮やかなお野菜を使った、華やかなコース料理です。


こちらは「サラダ&デリランチ(休日税抜1,580円/平日税抜1,280円)※休日ランチは「赤いトマトのスープ」付)」。

旬の野菜をたっぷりと取れる、身体に嬉しいランチです。野菜は全て無農薬野菜。3種類のデリは日によって内容が異なります。


「サンドイッチランチ(休日税抜1,700円/平日税抜1,500円)※休日ランチは「赤いトマトのスープ」付)」も人気メニューです。

天然酵母で作られたふわふわパンに、彩り良い旬の野菜がたっぷり!フライドポテトもついており、ボリューム的にも大満足のメニューです。


「ハヤシライスランチ(休日税抜1,450円/平日税抜1,100円)※休日ランチは「赤いトマトのスープ」付)」 は、アインソフ定番の人気メニュー!

味付けに八丁味噌を使っており、独特のコクを楽しめます。玉ねぎ、にんじんなどの野菜をじっくりと炒め、赤ワインとトマトで煮込んだ本格的なハヤシライス。


こちらは「チョコレートフォンデュ税抜1,600円)」。

動物性食材は不使用ながら濃厚なチョコレートソースには、カカオの栄養がいっぱい!季節のフルーツや焼き菓子で、思い思いの味を楽しんで。


女性に大人気のコールドプレスジュースは、「ケールデトックス(税抜980円)」、「ジャジーキャロット(税抜870円)」、「エブリシング(税抜1,030円)」の三種類。

野菜や果物の味をダイレクトに感じることができる、濃厚なジュースです。忙しくて栄養不足を感じている時に是非!

食前に飲むと、栄養吸収率がとても高く、おすすめなんだとか。

それぞれに個性があるアインソフ。

アインソフは現在、第一号店の銀座店(店舗は最初の場所からは移転)、新宿三丁目店、今回紹介している池袋店、そして、オープンして1年の歌舞伎町店と、4店舗を展開しています。

「アインソフ全体でのメインのお客様は、20代~40代のヘルシー志向の女性です。しかし、店舗毎に見ていくと、お店ごとにお客様は全く違います。」

新宿、池袋は女性のお客様が多く、銀座は歌舞伎座帰りの和服姿の女性や、食生活にも気を使えるスーツ姿の紳士のお客様も。それに対して歌舞伎町は9割が外国人なんだとか!各店舗、いかに個性があるかがわかりますね。

和な雰囲気の銀座店では、アインソフ初のパティスリーも(AIN SOPH.GINZA)


アインソフは、2009年にオープンした銀座のお店からスタートしました。

そんなアインソフの原点ともいえる銀座店が、2016年11月に新たな場所でリニューアルオープン!

1階にはアインソフ初のパティスリーが。プリンやティラミスの他、焼き菓子も販売しています。

「パティスリーは、おかげ様で毎日大盛況です。早めに売り切れてしまう商品も多いので、是非お早目にお越しください!」

2~4階はビーガンレストラン。店内は大きな窓があり、明るくすっきりとした印象です。メニューは全体的に「和」のテイスト。繊細で独創的なメニューを、こだわりの和食器でいただくことができます。

建物も、何とも言えない味がある銀座店。マストで押さえておきたいヘルシーレストランです。

お店の詳細はこちら。
AIN SOPH.GINZA

歌舞伎町店はハンバーガー屋さん(AIN SOPH.ripple)。


歌舞伎町店のメインメニューは、ハンバーガー!

「歌舞伎町店は、他のお店と全く違うことをやっています。店内はアメリカンテイスト。働いているスタッフも、外国人が多いです。向こうのトレンドを仕入れてメニューに生かしているのもあり、お客様のほとんどが外国人です。」

せわしなく人が行きかう歌舞伎町。クラフトビールを飲みながら、片手でハンバーガーを頬張って…。ファストフードの手軽さに、ビーガン料理のヘルシーさが加わった最高のお店ですね!

こちらのお店は、アインソフで長くシェフをやっているスタッフのプロデュース。海外生活の経験もあり、以前からカジュアルなお店をやってみたいという希望があったそう。

「お互いもっとカジュアルなものをやりたかったけど、タイミングがなくて。運よく歌舞伎町でちょうどよいスペースの店舗を借りることができたので、チャンス!と思い、彼にメニュー開発を任せました。」

ハンバーガーの他に、ビーガンチーズを使った「マカロニチーズ」やブリトーボウルなど、魅力的なメニューがたくさん。動物性食材なしでも、全てボリューム満点のメニューばかりです。

「アインソフのビーガン料理は、お肉の代わりに何かを使う、お肉に「似せる」ということは考えていません。純粋に、使う食材の美味しさを一番引き出せるような料理を目指しています。」

食材の美味しさや美しさを生かすのは、日本人の得意分野。アメリカンなメニューの中に、日本人ならではの繊細さが加わり、外国人の「面白い」「美味しい」という驚きを引き出しているのです。

お店の詳細はこちら。
AIN SOPH.ripple

異国の雰囲気を味わえる、新宿三丁目店(AIN SOPH.JOURNEY)


新宿三丁目のお店は、異国がテーマ。

グリーンカレーやドライカレーなどのスパイスやハーブをふんだんに使ったメニューを、モロッコから取り寄せたという異国情緒あふれる食器で楽しむことができます。まるで外国に旅行に来たかのような感覚を味わえること間違いなし!

疲れた身体をビーガン料理で癒しながら、しばしの間旅行気分を味わってみては?

お店の詳細はこちら。
AIN SOPH.JOURNEY

「本来の自分に戻る」カウンセリングサービス「COMPLEX」


アインソフでは、「COMPLEX(コンプレックス)」という、個性的なサービスを行っています。

その内容は、「ヒーリング」「カウンセリング」。池袋店、新宿店でコース料理をご予約の方が、15分間無料で受けられるサービスです。

いったいなぜこのようなサービスを?

「菜食の方の中に、占い好きな方が多いことを感じたんです。自分もビーガンなので、同じ菜食の方と知り合うことが多いですが、仲良くなった方が、スピリチュアルなことが好きな方だったり。」

白井さん自身も、自分を自分でコントロールできずにもがいていた時に、食事の力と同時に、ヒーリングやカウンセリングの力を借りて救われた経験があるのだそう。

「女性の生き方にそういったものを少し取り入れることで、勇気を出す、一歩踏み出すきっかけになるのではないかと思ったんです。」

アインソフのコンセプトは、「本来の自分に戻る場所」。お客様が本来の自分を取り戻すお手伝いをしたい、と白井さんは話します。

身体に嬉しい、ヘルシーな食事で自分を取り戻すと同時に、少し背中を押してもらう意味で、COMPLEXのサービスを受けてみるのも良いかも!

ビーガンを知ったきっかけは、カナダへのホームステイ。


白井さんは、父方の祖父母が菜食だったこともあり、菜食自体は小さな頃から身近に感じていたのだそう。

では、ベジタリアンやビーガンという言葉を知ったきっかけは?

「私の母が、外国人のホームステイに積極的で、外国人が家に滞在している時期がありました。そんな中、うちに来たカナダ人と仲良くなり、今度は私がカナダの家を訪れることになりました。高校生の時のことです。」

仲良くなったカナダ人の家庭は、全員がビーガン。そして、その村の人もみんな菜食だったそうです。


「その村では、男性は木を切って、椅子や机、カトラリーなどを作っていました。時には農作物の収穫や料理などを、地域のみんなで行っていました。仕事が終わると、家族みんなで食事をするんです。料理はお野菜の料理。みんなで働き、みんなでお祈りをして食事する。現代にはない光景に、衝撃を受けました。野菜だけのメニューで、恐らくそこまで豪華なものではありませんでしたが、食事のひとときは特別で、美しくキラキラしたものに感じたんです。」

初めての食体験は、白井さんに強烈なインパクトを残しました。「ベジタリアン」「ビーガン」という言葉を知ったのも、カナダでの生活でした。

自分達で育てた野菜を収穫、それをみんなで自然に近い形で調理し、分け合って食べる。シンプルな食生活の中に幸せな時間を見出した白井さん、カナダでの体験はとても貴重なものになりました。

白井さんにとって、カナダのホームステイ先も大切な「家族」になったそうです。

「ホームステイ先で作っていた赤いスープが、とても美味しかったんです。アインソフの「ベジタブルスープ」はカナダの村の家庭料理がもとになっています。」

カナダでの生活で、食事の大切さ、身体に優しい野菜のお料理の魅力を知ることになった白井さんですが、その後しばらくはその気持ちもすっかり忘れ、学生、OL生活を忙しく満喫します。

マッサージ店を開くはずが、飲食店に?!


アインソフ創業直前は、結婚し、子供が生まれ、お仕事を休んでいたという白井さん。銀座でお店をオープンすることになったきっかけは、本当に突然でした。

「もともとは、銀座でマッサージのお店をオープンしたいと思っていたんです(笑)。マッサージは、自分が受けるのも好きでした。子供を産んだあと、身体が辛い時にとても救われて、自分でもお友達にやってあげたりしていました。」

ある日、銀座で6階建ての面白い建物を見つけます。白井さんにとって、とても魅力的だったその建物。

問い合わせをしたら既に5件ほど申し込みが入っていたとのことで、白井さんは突拍子もない行動を起こします。

「1階から6階まで、全て借ります!と言ってしまったんです(笑)。もちろん、向こうとしては全ての階を借りてもらえるならそれが一番良い、ということで、他の5件の申し込みを差し置いて、契約してくれることになりました。今思えば、よく貸してくれたなあ…と思いますが(笑)。」

仕事を休んでいたものの、前から不動産業をやっていた白井さん。古い建物を見に行くのが好きで、良いと思ったものは買って人に貸したりもしているんだそう。経験からの嗅覚が、この行動に繋がったのかも?!


「もちろん、そのビルでマッサージをやろうと思っていたのですが、全部の階でマッサージはできません。先に申し込んでいた方がどんな方が聞いたら、皆さん飲食店だったというお話だったので、1階は飲食店の方が需要があるかな?と。ここで初めて飲食店の構想が持ち上がりました。」

1階、2階は飲食店、3階はアートギャラリー、4階から上でマッサージ店。しかし、いざオープンしたら、飲食店はお客様が来だしたものの、マッサージ店は全くお客様が来ない…。

「そのうち、飲食店の仕事がどんどん増えてきて、マッサージをやっている場合ではなくりました(笑)。」

山形で思い出した、食への想い。


アインソフは、開店当時からずっとベジタリアン、ビーガンレストランの方針を貫いています。

そこにこだわった理由とは?

「カナダでのビーガン経験は、すっかり忘れ去られていたのですが、それを思い出すきっかけがあったんです。」

話は銀座店がオープンする少し前に戻ります。

マッサージ店をオープンしようと決め、銀座にビルを借りたものの、何と白井さん、マッサージの資格を持っていないということに気づきます。

「マッサージ店をオープンするということで銀行からお金を借りる予定でしたが、資格がない!経験がない!ということで、とたんにピンチに(笑)。いで資格を取らなければいけない、となり、まずは本屋さんに行って、資格について調べました。そこでちょうど連絡先が記載されているマッサージの先生の本を見つけたんです。とにかくすぐに連絡したら、何と都内にいらっしゃると。ただ、山形帰られる日とのことで、東京駅まで行ってお会いしました。」

そして白井さん、東京駅から、新幹線で山形まで先生についていってしまいます。何という行動力!


「結局そのまま先生のところでお手伝いをして、弟子入りのような形に…。東京に戻ってからも勉強を続ける条件で、何とか最速で資格を出してもらえることになりました。おかげで銀行の方も何とか間に合いました。」

そして、資格を取るために滞在していた山形で、白井さんはある偶然に遭遇します。

「自宅で、主食に玄米を食べているのですが、マッサージ店をオープンするにあたり、施術後にその玄米をおにぎりにしてお客様に出したいな、と考えていたんですが…。なんと、我が家がお世話になっていた玄米の農家さんが、マッサージの先生の隣町に住んでいることがわかったんです!せっかくなので、連絡させていただき、家に泊めてもらうことになりました。」

ひょんなことから玄米の農家さんと直接会う機会を得た白井さん。自宅にお邪魔してみると、そちらのご家族がなんとビーガンだったのです。白井さんの頭に、昔衝撃を受けたカナダでの光景が浮かびます。

「カナダでの思い出がよみがえってきました。自分のやりたいことってなんだったんだろう?そうだ!思い出した!菜食だ!!」

今までの全ての出来事がつながった瞬間でした。これからオープンする飲食店は、自分でベジタリアン、ビーガンのお店をやろう。固く決意しました。

「最初はお店の方針が理解されず、苦労しました。ベジタリアン、ビーガンレストランと看板に書いていなかったので、メニューに驚き出ていくお客様もいらっしゃいました。しかし、自分達で色々調べて、ベジタリアンの方達が来てくれるようになりました。その中で様々なことを教えていただき、応援もしていただきました。そのおかげで成長していけたと思っています。」

白井さんは、何があっても「ベジタリアン、ビーガンのお店をやる」という信念を変えることはありませんでした。お客様が来ない日は、早々にお店を閉めてお店を良くしていくためのミーティングを重ねました。

努力の甲斐があり、集客、売上ともにだんだんと右肩上がりに。飲食店のフロアが増えていくことになります。残念ながらマッサージ店は閉店しましたが、1階から6階まで、全てベジタリアンレストランになるまで、お店は成長をとげたのです。

沖縄での不思議な瞑想体験。


白井さんにアインソフの名前の由来をお伺いすると、「ちょっとスピリチュアルな話になりますが、良いですか?」と。

白井さんは、かれこれ10年ほど、瞑想をライフワークにしています。以前、瞑想でとても不思議な体験をしたのだそう。

「当時、結婚し子供もいて、妻として、母として、女性として、こうあるべきだ、こうしなければ、と我慢したり、諦めていることがたくさんありました。そんな時、昔仲良くしていた方から突然連絡があったんです。」

その方は白井さんと親しくしていた当時から目が悪く、もうすぐ目が見えなくなってしまうとのことでした。マッサージ師の資格を取り、宮古島に行くとのこと。

「その後、音信不通になってしまい、とても心配になりました。そして、昔その方と色々語り合ったことなどを思い出し、むしょうに会いたくなってしまったのです。すぐに、宮古島に行こうと決めました。」

もしかしたら、今の苦しい環境から少し離れてみたい、という思いもあったかもしれない、と白井さん。子供と夫を残し、単身で宮古島に向かいました。

しかし、離島と言っても、宮古島はかなり広く、手がかりもないに等しい状態で、友人を見つけることはできません。それでも人から人へ、聞いて回りました。


「ある日、『心を読み解いてくれる人がいるから会いに行ってみたら?』と紹介された方がいて。半信半疑で会いに行ったんです。その方とお話をしているうちに、不思議な体験をしました。身体が揺れてきて…。めまいみたいに縦や横に揺れた後、魂が抜けてしまったんです。自分の意識は天井にいて、自分の身体は床で倒れていました。」

そこから、海の中に入っているような感覚に襲われた白井さん。その時の状態を「純粋意識(本来の自分)に頭が入ったような状態」と話してくれました。

「その時、ふと、『アインソフ』という言葉が聞こえたんです。その時はアインソフがどういう意味かは全くわかりませんでした。意識が戻った時、私は泣いていました。のちに調べたら、アインソフは「無限」「意識の一致性」というヘブライ語の言葉でした。私達は個別であって個別ではない、魂はもともと一つなんです。まさに、私が体験した海の中に入ったような感覚が、『アインソフ』だったんです。」

結局、宮古島で友人に会うことはできませんでした。しかし、この旅で、自分に嘘をついて生きることはできない、と「本来の自分」取り戻すことができた白井さん。自身の人生に一本の軸ができた瞬間でした。

「『アインソフ』は、自分にとって大切な言葉になる、と感じました。その後、銀座でお店をオープンすることになった時、自然と『名前はあの言葉にしよう』と思い、アインソフというお店が完成しました。」

アインソフのお店のロゴは、「無限」や「芽吹き」を表しています。白井さんは今も心が迷ったら瞑想をして、自分を取り戻しています。

次の人につなげていける仕事をしたい。


最後に白井さんは、こんな話をしてくれました。

「銀座のお店がうまくいき、表参道や六本木にお店を出さないのか?と色々な方に言われました。しかし、仕事として、今後どうやったら長く菜食という文化をご紹介できるかを考えた時に、粛々、淡々と続けられるエリアへの出店を優先すべきだと思い、新宿や池袋を選びました。」

表参道などのコストが高い激戦区では、最初人気が出ても長く続かない可能性が高い。新宿や池袋は、ベジの需要はもともと少なかったとしても、様々な人が行きかう巨大な駅でありながらコストは表参道より安く、表現したいことを続けられる、と白井さんは判断したのです。

「できるだけ息を長く続けられるようなビーガンレストランをやっていくことが、私たちの一番の目的です。100年後も続いて、自分が死んだ後も何かしらの想いが残る。私がやらなくても菜食というライフスタイルはあり続けると思うんですが、次の時代の人へのサンプルになるように続けていくのが私の役割。バトンのような存在になりたいんです。」

ビーガンのお店をやり続けるという軸は変わらない。それを続けていくための判断は、その時その時の状況次第。一本軸を持ったことで、良い意味で適当になれたという白井さん。

私達の子供はもちろん、その子供やさらにその子供の時代まで、個性的なベジタリアン、ビーガンレストランとして、アインソフは続いていくのかもしれません!


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店舗情報

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奥田彩(Aya Okuda)

奥田彩(Aya Okuda)

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フードコーディネーター
食育インストラクター
食空間コーディネーター
フードライター
食の美味しさ、楽しさ、大切さを発信すべく、地道に活動、勉強中。

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